みんなの大部屋
本気の無駄話を不定期にお送りします。
久しぶりの歌舞伎観劇
みんなの大部屋をご覧の皆様こんにちは。
栗山です。
久しぶりに歌舞伎座に行って参りました。
歌舞伎座が建て替えられる数年前頃、相撲観戦ブームに一区切りついていた栗山は歌舞伎観劇ブームの真っ最中で、月に2回くらいのペースで歌舞伎座に出かけておりました。
上品な私にぴったりな趣味です。
歌舞伎座で歌舞伎を観る=お金がかかる、と思われがちですが、「幕見席」という座席があり、一つの話を500円〜1200円くらいで観ることができました。安い。
通常は概ね1公演(3話〜4話)で一番安い席で3階の後方4000円前後、
高い席は20000円前後です。
オススメは3階正面の1列目、6000円。
個人的なお気に入りは3階の東座席。
舞台に向かって右側から観る席です。
1列しかないので、前後を気にする必要もなく、花道も端から端まで良く見えます。
値段は同じく6000円。
同じ配置で西側の座席もありますが、花道が見えずらかった記憶がありますので要注意です。
ちなみに、幕見席も花道は3メーターくらいしか見えません。
それぞれに舞台の見え方に特徴がありますので、開演までに館内をウロウロして次回の観劇に向けて、好きなアングルをチェックすると良いと思います。
2階の桟敷席も素晴らしいです。
ボックスシートになっていて、靴を脱いで座った記憶があります。
周りを気にせず食事しながら観ることができました。
現在の新しい歌舞伎座でも2人で1区画になっているように見えました。
奇跡的に1階最前列のど真ん中が空いていた時があり、迷わず購入したこともあります。
それはそれは凄い迫力ですが、近すぎて全体が見えづらく、「河内山」の松本幸四郎さん(当時)の顔面くらいしか記憶がありません。
今回は幕見席で観て参りました。
「俊寛」
という演目です。
何年か前に、義母、義父の姉、義兄嫁=義姉、が歌舞伎を観たい、とのことで、私も含めて絶妙に血の繋がっていないメンバーを案内したのですが、
その時の演目の一つにこの「俊寛」がありました。
話もわかりやすく、また舞台の場面転換の演出も美しく、中村吉右衛門さんの熱演で、最後はお客さんがすすり泣く声があちこちから聞こえてくる感動的なものでした。
機会があればもう一度観たいと思っていたので突撃です。
ところで、俊寛の主演、中村吉右衛門さんの屋号は「播磨屋」です。
栗山は「播磨町」出身なので、
吉右衛門さんにかかる「はりまや!」「はりまや!」という大向こうを聞くと、妙にテンションが上がるんですね。
それから、違いのわかる男でコーヒーが好き、という共通点もあったりするので余計に親近感が湧いてきます。
はりまや!以外にも屋号は色々ありまして、、、
なりたや!こうらいや!なかむらや!なりこまや!おもだかや!まつしまや!やまとや!
みかわや!
サブちゃん…
ふじや!
ぺこちゃん…
きのくにや!
ほほ〜スーパーマーケットもあり…
タカシマヤ!
そりゃデパートもあるわな…
まつざかや!
これはありそうで無い。
吉野家!
これも無い。
松屋!
無い。
すき家!
あるわけ無い。
サイゼリヤ!
いいかげんにしろ。
と、まあすごく沢山あります。
当時は「神谷町!」「紀尾井町!」など、役者の個人情報も飛び交っていました。
この大向こうの掛け声が多いと、舞台がより華やかで、迫力のあるものになり、
演目によっては、掛け声がかからないと先に進まないものもあるようです。
個人的に好きだったのは「天王寺屋」という屋号で、
その当時は中村富十郎さんがもうかなりご高齢でしたがとにかくカッコよかったんです。
なかむらやっ!こうらいやっ!はりまやっ!
と、おおよそ3文字〜5文字の短い屋号が多い中、
てんのうじや
って6文字で少し長いんですね。
富十郎さんが威厳のある雰囲気と、朗々とした声で演じている最中に、ゆっくりと重厚にかかる
てぇ〜んのぅ〜じやぁ〜
は、とても特別な感じがして、聞いただけで震えるほどカッコイイんです。
あ、いま気づきました。
私は歌舞伎観てないかもしれません。
大向こう聞きに行ってるだけかもしれません。
話がかなり逸れましたが、とりあえずですね、今回観に行った
「俊寛」
ですが、見所はなんといっても、一人ぼっちで島に置き去りにされる俊寛(中村吉右衛門)の船を見送る演技、これに尽きます。
まさに迫真の演技。
最後は割れんばかりの拍手が強烈だったので、どさくさ紛れに「はりまや〜!」
と、叫びたくなるほどでした。
またしても帰り際泣いている人ばかりでした。
しかしあの舞台を観た後に、よくもまあこんな適当な文章をツラツラと書けるもんだ、と自分でも恥ずかしくなってきます。
あとですね、「俊寛」の舞台では常に三味線の音が流れつつ(もちろん生演奏です)、それに合わせて太夫さんが語り、進んでいくのですが、今回、この太夫さんの声がなんとも言えず良かったです。
聞き取れませんでしたが、
〇〇だゆう!!
と声がかかっていたので、きっと素晴らしい方なんだと思いますが、少ししゃがれながらもみずみずしい声、本当にグレートな太夫さんでした。
あんまり言うと「たけし軍団」みたいになってくるのでこのくらいにしておきます。
とにかく皆さん、「俊寛」観に行ってください!
最高です!!
でも明日が千秋楽!
残念!
さよなら!
栗山です。
久しぶりに歌舞伎座に行って参りました。
歌舞伎座が建て替えられる数年前頃、相撲観戦ブームに一区切りついていた栗山は歌舞伎観劇ブームの真っ最中で、月に2回くらいのペースで歌舞伎座に出かけておりました。
上品な私にぴったりな趣味です。
歌舞伎座で歌舞伎を観る=お金がかかる、と思われがちですが、「幕見席」という座席があり、一つの話を500円〜1200円くらいで観ることができました。安い。
通常は概ね1公演(3話〜4話)で一番安い席で3階の後方4000円前後、
高い席は20000円前後です。
オススメは3階正面の1列目、6000円。
個人的なお気に入りは3階の東座席。
舞台に向かって右側から観る席です。
1列しかないので、前後を気にする必要もなく、花道も端から端まで良く見えます。
値段は同じく6000円。
同じ配置で西側の座席もありますが、花道が見えずらかった記憶がありますので要注意です。
ちなみに、幕見席も花道は3メーターくらいしか見えません。
それぞれに舞台の見え方に特徴がありますので、開演までに館内をウロウロして次回の観劇に向けて、好きなアングルをチェックすると良いと思います。
2階の桟敷席も素晴らしいです。
ボックスシートになっていて、靴を脱いで座った記憶があります。
周りを気にせず食事しながら観ることができました。
現在の新しい歌舞伎座でも2人で1区画になっているように見えました。
奇跡的に1階最前列のど真ん中が空いていた時があり、迷わず購入したこともあります。
それはそれは凄い迫力ですが、近すぎて全体が見えづらく、「河内山」の松本幸四郎さん(当時)の顔面くらいしか記憶がありません。
今回は幕見席で観て参りました。
「俊寛」
という演目です。
何年か前に、義母、義父の姉、義兄嫁=義姉、が歌舞伎を観たい、とのことで、私も含めて絶妙に血の繋がっていないメンバーを案内したのですが、
その時の演目の一つにこの「俊寛」がありました。
話もわかりやすく、また舞台の場面転換の演出も美しく、中村吉右衛門さんの熱演で、最後はお客さんがすすり泣く声があちこちから聞こえてくる感動的なものでした。
機会があればもう一度観たいと思っていたので突撃です。
ところで、俊寛の主演、中村吉右衛門さんの屋号は「播磨屋」です。
栗山は「播磨町」出身なので、
吉右衛門さんにかかる「はりまや!」「はりまや!」という大向こうを聞くと、妙にテンションが上がるんですね。
それから、違いのわかる男でコーヒーが好き、という共通点もあったりするので余計に親近感が湧いてきます。
はりまや!以外にも屋号は色々ありまして、、、
なりたや!こうらいや!なかむらや!なりこまや!おもだかや!まつしまや!やまとや!
みかわや!
サブちゃん…
ふじや!
ぺこちゃん…
きのくにや!
ほほ〜スーパーマーケットもあり…
タカシマヤ!
そりゃデパートもあるわな…
まつざかや!
これはありそうで無い。
吉野家!
これも無い。
松屋!
無い。
すき家!
あるわけ無い。
サイゼリヤ!
いいかげんにしろ。
と、まあすごく沢山あります。
当時は「神谷町!」「紀尾井町!」など、役者の個人情報も飛び交っていました。
この大向こうの掛け声が多いと、舞台がより華やかで、迫力のあるものになり、
演目によっては、掛け声がかからないと先に進まないものもあるようです。
個人的に好きだったのは「天王寺屋」という屋号で、
その当時は中村富十郎さんがもうかなりご高齢でしたがとにかくカッコよかったんです。
なかむらやっ!こうらいやっ!はりまやっ!
と、おおよそ3文字〜5文字の短い屋号が多い中、
てんのうじや
って6文字で少し長いんですね。
富十郎さんが威厳のある雰囲気と、朗々とした声で演じている最中に、ゆっくりと重厚にかかる
てぇ〜んのぅ〜じやぁ〜
は、とても特別な感じがして、聞いただけで震えるほどカッコイイんです。
あ、いま気づきました。
私は歌舞伎観てないかもしれません。
大向こう聞きに行ってるだけかもしれません。
話がかなり逸れましたが、とりあえずですね、今回観に行った
「俊寛」
ですが、見所はなんといっても、一人ぼっちで島に置き去りにされる俊寛(中村吉右衛門)の船を見送る演技、これに尽きます。
まさに迫真の演技。
最後は割れんばかりの拍手が強烈だったので、どさくさ紛れに「はりまや〜!」
と、叫びたくなるほどでした。
またしても帰り際泣いている人ばかりでした。
しかしあの舞台を観た後に、よくもまあこんな適当な文章をツラツラと書けるもんだ、と自分でも恥ずかしくなってきます。
あとですね、「俊寛」の舞台では常に三味線の音が流れつつ(もちろん生演奏です)、それに合わせて太夫さんが語り、進んでいくのですが、今回、この太夫さんの声がなんとも言えず良かったです。
聞き取れませんでしたが、
〇〇だゆう!!
と声がかかっていたので、きっと素晴らしい方なんだと思いますが、少ししゃがれながらもみずみずしい声、本当にグレートな太夫さんでした。
あんまり言うと「たけし軍団」みたいになってくるのでこのくらいにしておきます。
とにかく皆さん、「俊寛」観に行ってください!
最高です!!
でも明日が千秋楽!
残念!
さよなら!
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プロフィール
HN:
性別:
非公開
職業:
ギター屋、毒ガス屋、台灣屋、ロボット屋、他、沢山
自己紹介:
ギター屋 栗山
毒ガス屋 小俣
ロボット屋 うどん
台灣屋 ありこ
を中心に、様々な自己中話を投稿していきます。
歴代メンバー
・将棋屋 師匠(2017年8月20日まで)
・クレープ屋 石井(2018年8月8日まで)
毒ガス屋 小俣
ロボット屋 うどん
台灣屋 ありこ
を中心に、様々な自己中話を投稿していきます。
歴代メンバー
・将棋屋 師匠(2017年8月20日まで)
・クレープ屋 石井(2018年8月8日まで)
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