忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

自家製ソーセージ

小部屋をご覧のグルメな皆さま、こんにちは。土曜のありこです。

今日は午前中にリハがあり、その後メンバーの方々と美味しい麻婆丼と餃子とチーズケーキを食べ、お腹が120%満たされた状態で「怖い絵展」へ行ったらびっくり。

100分待ちの大行列。

事前に写真右の本(←半分以上は知っている有名な話ばかりでした)で気分を盛り上げていたのですが…。
行列を見たら1秒であきらめてアメ横をぶらぶらして帰って参りました。

怖い絵を見られなかったからと言ってこの私がガッカリする訳がありません、なぜって食の方が魅力的。お腹は120%満たされた状態でしたが、100分も並んだらもうお腹が減ってしょうがありません。いや100分もあったらどんだけアメ横の露店中華が楽しめると思ってるんだ!


   食>芸術


というわけで、今回も食の話題です。

あまり加工肉は食べないのですが、時々無性に食べたくなることがあります。
なぜなら…ビールが大好きだからです。

随分前ですが自家製ソーセージにチャレンジしたことがあります。
しかしながら、都会のマンションでは燻煙モクモクをやるのは少々ハードルが高いです。へたしたらご近所さんから消防車を呼ばれてしまいます。
そこで作るは燻製なしの、

ヴァイス ブルスト的なソーセージ。

(↑こうやって書くと恰好いい)

まずはひき肉に味付けをしてハーブを入れたり(紫蘇とかカレー粉を入れるのもあり)します。私はフレッシュバジルとパセリを入れてみました。

次に水洗いしておいたソーセージ用の腸(売っている)に詰めてゆきます。

東急ハンズなどへ行けば専用のしぼり出し用具も売ってます。それでどんどん詰めてゆきまして、タコ糸で適当な長さの部分を縛ります。

ぶら下げてみるとほーら!ソーセージっぽい!!

市販の普通のソーセージ同様に茹でます。
フレッシュハーブが効いていてうまい!

これまた市販の普通のソーセージ同様にフライパンで焼きます。
柔らかーい!!美味しい!!!

燻された香りとかはありませんが、新鮮な生ハーブの香りを楽しめる自家製ソーセージが簡単に作れるのでおすすめです。



立冬も過ぎましたね。
食欲の秋はともすると内部留保になりかねません。冬になったことですし…
昨日もジム、今夜もジム。燃焼せよ、グルメ戦士(笑)。

それではまた来週。
PR

築地市場へ その2 ~秋の味覚編~

こんにちは。土曜のありこです。
皆さん、今年は鮭とイクラが捕れなくて値があがっていることをご存知でしょうか。
北海道ではなんと、イクラ泥棒が出ているというニュースも!
希少になってしまっているが故に「赤いダイヤ」なんて言われているそうですね。

貴族に赤いダイヤ、似合い過ぎます。

そうです、その鮭とイクラのそれも新鮮な美味しい物を求めて、再び行って参りました!築地市場内。

夏に築地市場の場内へ行き、600を超す店舗を前に、物欲と食欲にまみれた興奮レポートを書きました。
前回の築地市場 夏編はこちら

今回は、秋の特集です。


それでは、いざ場内へ!

------------ 場内 ------------


前回、レトロな郵便局の写真を乗せましたが、場内には宝くじ売り場もありました。
来ました、来ました。600以上の店舗がある場内です。
秋ですね!牡蠣があちこちに出ています。夏には無かった光景です。

包丁を研いでくれるプロの居る包丁屋さん、まな板屋さん、肉屋に八百屋!
見てください、アボカドが50円!!スーパーの価格の半額以下です。2個買っちゃいました。
有名なお寿司屋さんはいつも行列です。4時間待ちなんてお店もあるそうです。

お目当てのお店に到着しました。
餅は餅屋…色んな魚屋さんがありますが、ここは鮭やイクラの専門店です。

そして…赤いダイヤです!!!
盗まれるほどの2017年の希少なイクラ。筋子はひと房なんと…7,800円。高い。まさに貴族。

ちなみに各店舗それぞれに大量にある発砲スチロールですが、場内にはリサイクル場があるそうです。


------------ 場外 ------------


さて、前回は場内中心のレポートでしたが、今回は場外についてももう少しだけ詳しく触れたいと思います。
まずは魚河岸。豊洲へ移転することに同意をした店舗がお店を出せる場所です。
ここも今回は秋の味覚が満載でした。例えば…
松茸に生牡蠣…
牡蠣、牡蠣、カキフライ!
ああ、たまらない!

私らしく【閲覧注意】もひとつ。
私「これ…アンコウですよね?」
店員「ん?それだけは言えないなぁ~」
私「なに!教えてくださいよ!笑」
店員「実はねぇ、アンコウ」

なんだよ、やっぱりアンコウなんじゃないか。面白いから思わず買いそうになりましたが買いませんでした。

マグロをその場で切り落としており、500円!!今夜のメニューはマグロとアボカド丼に決まりです。山葵はもちろん、貴族なので一本買ってすりおろすところから…残りは漬けにします。嗚呼、最高。
朝活〆のヒラメを少し安くまけてもらいました!白身魚は〆た直後は固くぶりぶりしているので、翌日以降のほうが柔らかく甘みが増すそうです。今日のうちに塩と水で洗って水分を取り、明日これで半分お刺身にし、半分は昆布ジメを作ります。

更に、穴子の専門店で切り落としが100円!100円ですよ奥さん!これはもう、煮穴子、焼き穴子、煮るなり焼くなり好きにしろです。お勧めの調理方法を教えてくださったので、これも少し買いました。

あと、北海タコ。スーパーで見るモーリタニア産のタコより1,5倍の大きさはあってこの値段。しかも北海タコのほうがはるかに柔らかいし、保存料も入っていません。

これだけあれば、当分は良質なタンパク質やタウリンが摂取出来そうです。鮭、イクラ、マグロでアスタキサンチンやクレアチンも摂れます。

あら、なんだかまた興奮してしまいました。すみません。

それにしても、専門店で専門家からおすすめの食べ方を聞けるとは、なんて幸せなんだろう。
買わなかったけど、お酒のつまみになりそうな乾物も色々そろっています。

さて、魚河岸を出て、築地市場外をまわってみます。皆さんご存知かと思いますが、場内はいわゆる飲食業者などプロが買い付けに行くところで、場外は一般向けに食の市場が広がる観光地、といったところです。
案内所に行けば観光者用に場外マップも手に入ります。買い物袋には「場外市場は移転しません」とプリントされていました。


築地で働く方に美味しいと聞いたクロワッサン専門店。
色んな種類のクロワッサンがあって、数個買ってみましたが確かに美味しかったです。


スパイス専門店。
ピクルスのスパイスセットを入手しました。いよいよ魚とは関係なくなってきました。


有名な玉子焼き屋さんです。右側の3枚目はテリー伊藤さんのご実家でこれまた玉子焼き屋さん。
どちらも100円!味の違いは…好みなのでなんとも言えませんが、いずれも美味しいです。水分は左の店舗の方が多め、空気は右の店舗の方が多め。

マグロのカマをあちらこちらで拝めます。


------------ 調理 ------------



いよいよ本日のレポートもクライマックス。鮭とイクラのお料理でございます。
鮭と昆布で炊き込みご飯の下ごしらえ。

赤いダイヤモンドを筋子から漬けにする作業です!美しい!!
北海道では網じゃなくてバドミントンのネットでやる方もいらっしゃるそうです。面白い…。

いっただっきまーす♪



ついでに、夜の鉄火丼も。



第五福竜丸

こんにちは。土曜のありこです。
秋雨が続く今日この頃ですが、皆さん体調はいかがでしょうか。


第五福竜丸展示館へ行って参りました。
第五福竜丸、それは、1954年(前年まで朝鮮戦争をしていた頃)アメリカによるビキニ水爆という、広島の原爆の約1000倍もの破壊力をもつ爆弾の爆破実験で、高さ35キロに達する「死の灰」の被害にあった漁船です。
------------------------




1954年3月1日 漁船の当直日誌によれば、夜明け前にもかかわらず非常に明るくなり煙柱があがり、2時間後には甲板に足跡が付くほどの灰が降りました。身の危険を感じ、5時間後に海域を脱出するも、被爆した乗組員は体の表出していた部分や衣類の隙間から入り灰が溜まった部分などに火傷のような症状が現れます。

死の灰が展示されていました。当時は何ベクレルあったのだろう。

上の写真は、当時のガイガーカウンターなのそうです。

被爆の症状もさることながら、お布団が小さくて…これで何日も何日も、日本の家族から遠く離れた広い海の上、変化してゆく体調で不安の中を寝ていたのかと思うとなんだかすごく胸が痛みました。

日本に帰国した日です。その日からめくられることのなかったカレンダー。




被害にあったのは第五福竜丸だけではありません。近隣の島の住民、ほかの漁船も。展示館にはそれらのパネルもありました。さらに、太平洋の広い範囲が汚染され、日本の水産業や消費者はパニック状態に。
第五福竜丸以外の被爆地周辺にいた船は500隻以上もいて、それらは健康被害なしとされ、補償の対象にもされなかったそうです。

当時の新聞です。
「遺体 画期的解剖に」
「放射能雨平気です 商魂に乗ってお目見得」
個人的にはものすごく違和感を覚える文言です。


ー 魚屋殺すにゃ3日はいらぬ、ビキニ灰降りゃお陀仏だ ー
水産業の会社や、鮮魚店は大打撃だったそうで、こんな言葉が街を駆け巡ったそうです。これで廃業に追い込まれた魚屋さん、補償もなく、どんな思いだったでしょう。
今も築地市場の地下深くには、放射能汚染で廃棄されたマグロなどが沢山、骨となって眠っています。そのために、マグロ塚も作られました。



※クリックすると拡大できます
アメリカの核実験自体のこともいくつかパネルになっていました。この文言に注目してください。311の福島の時とそっくりだと思いませんか?



3つの「読む証言」が並んで配置されていました。
被爆から半年で亡くなられた久保山愛吉さんのご家族、漁労長の見崎吉男さん、第五福竜丸乗組員の主治医であった熊取敏之医師の手記です。
個人的には特に熊取医師の手記には心打たれました。これから行かれる方にはぜひ、この医師の手記はご一読いただきたいと思いました。



※クリックすると拡大できます
現在アジア近隣の某国の核実験が騒がれています。確かに非常に由々しき問題です。ただ、過去を見てください。この核実験の量。非難轟轟浴びせる国に限って、自国はどうなのですか?と言いたい。桁外れじゃありませんか。そして、この事実をきちんと把握している人が、日本に一体どれくらい居ますか?


第五福竜丸の際も、当時の米ソの関係もあり、CIAからは漁船が故意に近づいたんではないかという嫌疑をかけられたそうです。


階段をあがると、第五福竜丸の甲板を見ることができます。ここに、死の灰が降り積もったのです。



実際に押せて音の出るモールス信号の機械や、外には第五福竜丸のエンジンも展示されています。
この展示館自体も、船ありきの建造物として建築されたのだということが分かりました。それでこのような不思議な形になっているのだと…。


最初に亡くなられた船員、久保山愛吉さんの慰霊碑があり「原水爆の被害者はわたしを最後にしてほしい」という故人の言葉が彫られています。


※クリックすると拡大できます
同じく船員の大石又七さんの創られた第五福竜丸の模型。はえ縄用ビン玉を模したビー玉に「PEACE」「平和」という文字が書かれていたところに、また何とも言えない気持ちになりました。


映画『ゴジラ』は最初、このビキニ水爆実験の年に作られ、ゴジラが放射能火炎を吐いて都市を破壊するところから始まる…少なからず関係のあった作品なのだそうです。恥ずかしながら初めて知りました。時代を経て、新ゴジラがどうなのかというと分かりませんが…。

展示館の出入口付近には、色んな都市の小中学校から贈られた平和を祈る千羽鶴がありました。戦争は常に、今も地球のどこかで起こっていますが、この願いは果たしていつ届くのでしょうか。



入場料無料です。写真撮影も可です。この施設はあまり知られていないようですが、ぜひたくさんの人に足を運んで欲しいと思いました。多くのことを感じることができる、大変良い施設です。

出入口には「ベン・シャーン」の絵も頭上に飾られていました。5年以上前だったと思いますが、私は葉山で開かれたこの画家の展覧会に行きました。絵本も買いました。素晴らしい画家だと思っています。



1955年1月4日 この第五福竜丸の事件は「法律上の責任問題とは関係なく、慰謝料として200万ドル(当時7億2千万円)をアメリカが支払う」ということで決着がついたとされています。






鶏を丸ごと一羽さばく

こんにちは。土曜のありこです。
若鶏を丸ごと一羽さばく会へ行って参りました。
本日の記事につきましても若干【閲覧注意】気味かも?しれません、何卒ご容赦のほどを。グロい部分は写真ではなくイラストにしておきます(笑)。あとお腹が空いていても、後半読むのがつらくなってきますのでご注意ください。

一度も冷凍をしていないので新鮮そのもの、タンパク質も壊れておりません。内臓は「中抜き」を買っているとのことで、既に抜かれているとのことでしたが業者さんの作業が若干粗いようで、心臓などちょっとした臓物はまだ付いておりました。お尻の方から引っ張ると、中の臓器はあらかた出せるそうですね。

この時教えていただいた解体方法ですが、まず最初に胴体と足の付け根にある関節を後ろにボキッと折ります。
両足を持ち上げ(付け根が伸びて関節のつなぎ目が分かる)、足の付け根・骨の接合部を切り離しました(関節を先ほど折っているので切り離しやすい)。

ぼんじりを切り離します。
ぼんじりは1羽に1つしかありません。焼き鳥で串に幾つも刺さっている脂ののったアレは、贅沢で貴重な部位なのでした。これから焼き鳥屋さんへ行ったら必ず注文しありがたくいただこうと思うのでした。

ささみと胸肉を切り離します。胸の真ん中にある骨に沿ってUの字に切り進みますが、その際本当に骨の際に入れないとささみが分断されてしまいもったいないことに…ここは注意深く包丁を入れます。
この図のピンクいところが胸肉、青いところがささみです↓ U字のあばら骨?に沿って赤い矢印の向きで骨との境目すれすれを切る感じ。

ささみと胸肉を並べました。これはスーパーでよく見かける姿です。
海外ではもも肉より胸肉の方が高価なのだそうです。昔のフランスでも、貴族は胸肉、庶民は残ったもも肉を食べていたのだとか…。

残った真ん中の大きな骨の塊とそこに付いた薄い肉は、鳥ガラスープにします。臭みを取るためにネギや生姜、大蒜などの薬味を入れ、粒胡椒も入れます(この時の胡椒は丸のまま挽かない物を入れた方がえぐみが少ないそうです)。
最後にゲランドの塩をパラパラ入れただけなのに、このスープの美味しいのなんのって!私は最初はスープのまま数回いただき、翌日以降それを使ってラーメンとカレーを作りました。
鶏ガラという副産物を考えると、もしかするとスーパーでバラバラになった鶏肉を買うより新鮮な丸鶏を買った方がお得なんじゃないか?とさえ思いました。

さて、解体はすっかり終わっておりますので、いよいよ本格的に調理に入ります。
ぼんじりは塩味のみ。ささみは薬味とコチジャンごま油で炒めたもの…あっという間に瞬殺で食べたので写真はありません(笑)。
胸肉は調味料と生クリームを煮詰めて茸を入れたもの、もも肉はグリルにバジル大蒜アーモンドパウダー塩チーズオリーブオイルのソースでいただきました。
驚いたのは、胸肉とささみの柔らかさ!今までスーパーで買って食べていたあれは一体何だったのか?全く別物です。ふわふわーっと口の中で溶けてゆくよう。あまりの柔らかすぎるふわふわ感に、胸肉とささみに包まれて永眠する夢を見たいくらいです。

鳥は3か月で大人になるそうですね。今ならどんな鳥もさばけそうです。鴨キジ鶏、なんでもござれ!
胸肉にはイミダペプチドという、渡り鳥や回遊魚が長い距離を泳いだり飛んだりするための持久力につながる成分が含まれているそうです。そのおかげか翌日はジムへ行き何時間筋トレや水泳をしても疲れ知らずでした(お腹いっぱい食べてスタミナがあっただけかもしれませんが、笑)。

ただ、一番美味しいらしいトサカの部分が日本ではほとんど市場に出回らないそうです。トサカはどこへ行ってしまうのか…製薬会社とのことです。どうやらそこからヒアルロン酸が採られるとのこと。

誰かが呟くのが聞こえました。
「そうか~~、一番美味しい部分は聖子ちゃんのお顔に行っちゃってるのか~」

それではまた!

世界に1つの寄生虫博物館

昨日のオマタさんの投稿にありましたお水をそのまま飲むとどうなるかと言うと…?
この流れでちょうど良さそうな内容をチョイスしてお送りしようと思います。
土曜のありこです、こんにちは。

ただし、本日の投稿は【閲覧注意】です。幼虫系の虫が嫌いな人は見ないでください!ものすごく接写したものは載せないつもりでおりますが、人によって感じ方は違いますので…。あとごはん食べる前とか食べてる最中に読むのはやめておいた方がいいです。食べ終わってから読んでくださいね。

目黒にある『世界にただ一つの寄生虫の博物館』、行かれた方いらっしゃいますか?
寄生虫は平安時代から研究されていたのですね。そんな昔から存在が認知されていたとは驚きです。またその寄生虫、種類の多いこと多いこと!
博物館を訪れる人には、若い女性とか外国人のご家族、カップルもいます。物好きな人、結構いるんですね。写真を撮っても良い博物館なので「彼と私と寄生虫 or 僕と彼女と寄生虫」想い出アルバムの1ページに、デートコースとしていかがでしょうか。しかも入館料が無料です。
若い女性陣も、キショイ!キショイ!と言いながら、なぜか皆さん嬉しそうでしたよ。

魚類から哺乳類まで、色んな生物に寄生虫って居るんですね。もちろん人間にも…様々な臓器に宿るのですね。
条虫…通称サナダ虫はなぜそう呼ばれるのか。戦国時代に有名になった「真田紐」に見た目が似ているからなのだそうです。体節数3000、長い物では全長10メートルくらいあるそうです。
♪ティンコーン ティンコーン
さて、ここで算数の問題です。

「40代の男性が排便中、白いひも状のものが出て来た。原因は、その3か月前に条虫の幼虫の寄生したマスの刺身を食べたためであった。その白いひも状のものは、8,8メートルありました。」
問い:口にした幼虫が2ミリで、3か月が92日であったと仮定すると、1日に何センチ成長したことになるでしょう?小数点2桁以下は1桁に四捨五入して答えよ。

答え:3か月を92日とするとざっくり
8,8メートル=8,800ミリ
(8,800-2)÷92=約96ミリ
つまり1日約9,6センチの成長です!!!

いやー、すさまじい成長を遂げる生物です。もはやエイリアンのよう。
寄生虫の体内も緻密な作りになっているんですね。芸術品のようでもあり、コミカルで奇妙な妖怪のようでもあり。
最近も話題になった魚類に付いている寄生虫アニサキスだけでなく、生野菜も相当きちんと洗わないと、肝臓につく寄生虫などが潜んでいるようです。お寿司とか生野菜とか好きだし、ああ、もう既に体内には何か居るかもしれません…コワイヨー。改めて食材の下ごしらえは手を抜かずに、きっちり用心して行おうと身が引き締まります。
見てくださいこのノート。寄生虫博士かっこいい!学者って素敵。惚れそうです。
心なしか痒くなってきました。蕁麻疹が出そうです。ダニも怖い!早くうちに帰って、猛烈に隅々まで掃除をしたい心境に駆られます。
寄生虫というとサナダ虫やアニサキスしか思い浮かびませんでしたが、マラリアや赤痢も人間の血液を媒介に繁殖するので、寄生虫に当たるそうです。これも知りませんでした…。
世界のどのあたりでどんな寄生虫が繁殖しているのか、世界地図に表示されるタッチパネルもありましたよ。

博物館見学後ランチでイタリアンを食べに行ったのですが、パスタが回虫に見えたり、カルパッチョにアニサキスが居ないか密かにじっくり見てしまいました。世界に一つしかない寄生虫博物館、こじんまりとしていますがおすすめです。あ、ランチ後に行く方がいいかも、笑。
この曲のさなだ虫は2メートルなんですね。ということは、まだこれから5倍くらい成長する幼虫ってことなんですね~。


食欲の秋ですが、みなさん健康に気を付けて暮らしましょう。

それではまた来週!


発酵もの その3 ~モッツァレラチーズ 編~

先月プロ仕様の競泳水着にはまって連日何時間も泳ぎ過ぎ、肩を痛めると共にタンパク質不足で筋肉量が44kgから42,6kgに落ちてカタボリックに焦ったありこです。こんにちは。

調べてみたら筋肉量ピークの20代の、しかも男性の平均値が22kgなんですね、えーびっくり。最近ヨガ離婚なさった片岡鶴太郎さんの体重は43kg、私の筋肉量とほぼ同じ…つまり私の筋肉に片岡鶴太郎さんがすっぽり入るという状態です(どうもすみません)。片岡鶴ちゃんが昔ボクサーだった頃はどれくらい筋肉があったのでしょう。

白いのでそうは見えないようですが、私は小学校から大学まで結構ハードな運動をしていたのでこのような状態になっております。カタボリックを起こしてからプロテインを飲み始めたんですが、この分だと要らないかも?ムキムキになりたいわけじゃないし、筋肉が減れば儚げな曲も似合うしお客さんから「ギターを弾く手の伸筋が意外と逞しいね」と言われ、コンプレックスになって夏でも七部袖で隠すことも無くなるのではないか?


いや、プロテインやっぱり大事!
理由、それは代謝が悪いと美味しい物を食べたらすぐ脂肪になっちゃうから…。

ここまでが前振りです。
前振りなのにすでに長くてすみません。


================

ホエイプロテインを作る前段階で副産物として生成されるもの…カゼインタンパク、つまりチーズです。

さて、少し前になりますが、モッツァレラチーズを作るイベントへ行きました。リコッタチーズは何度か作ったことがありますが、モッツァレラは作ったことが無かったので楽しみにしていました。
牛乳(低温殺菌の物でないと上手くできないらしい)を火にかけ、レンネットを入れて混ぜて濾します。
ビニールの角でギューッと引っ張る(イタリア語でmozzareは引き千切る意味らしい)と、簡単に塊になります。

温度管理を少し意識し、ほんのちょっとの「レンネット」さえあれば簡単に作れてしまうことが分かりました。
それでは生モッツァレラの食べ比べと行きます。
市販の普通の牛乳の物と手作りの物、見た目はアレですが実は味に遜色ありません。これなら手作りでいいんじゃないか?むしろ手作りの方が新鮮だからか美味しいです。しかし水牛が別格です。例えば牛乳の市販や手作りの物が江ノ電や銀座線ならば、水牛の物は銀河鉄道999です。
あ、この例え解りますか?


【個人的な結論】牛乳の物であれば手作りで十分。水牛乳の物であれば買う価値あり。

次はピッツァにして焼きます(ピザとピッツァは違うらしいことを最近知った)。


【個人的な結論】ピッツァにするなら溶けるチーズが一番美味しい。

鶏肉のハーブ焼きのようなおかずのグリル。きのこやじゃが芋入り。フレッシュトマトとモッツァレラを重ねてオリーブオイルをかけて食べるのはよくありますが、ドライトマトペーストを撒いて焼くというのも美味しかったです。
この日は私と同郷の、高校の先生をしている素敵な女性と一緒に食べました。彼女はその時、生徒さんが「納豆甲子園」というコンテストに出場するので引率していらっしゃる最中。聞けば高校生は〇〇甲子園と名の付く色んなコンテストがあるそうですね!面白いです。

食べきれず残りは翌日のお弁当になりました。お腹いっぱいですが、デザートは別腹です。
パイナップルに手作りモッツァレラとはちみつをかけたデザート。
ああ幸せだ、このまま寝たい…牛になってもいい。そうだ、牛になったら牛乳はモッツァレラにしてくれてもいい。

かくして私は「水牛」のモッツァレラにはまりました。ちっちゃなチーズ1個に1,000円前後!貴族しか手を出せない高級食材かもしれません(普通の牛乳のモッツァレラは数百円)。あれから2個、自分で買って食べました。「Bufala」と書いてあるのが水牛です。
外は歯ごたえがシャクっとありますが、中がジューシー。これとお酒があれば、けっこう幸せな時間が過ごせます。VIVA水牛!

オチになってしまうようで申し訳ないが、こんなに熱く語っておきながら一番好きなチーズはモッツァレラではなくデンマークのブルーキャステロです(笑)。
ではまた土曜日に♪

オトナのDJ達の音楽夜会

こんにちは。来週行くつもりだった初来日のドナルド・フェイゲンがご病気で横浜のジャズフェスが中止、払い戻しでちょっとガッカリしているありこです。もう来週は残念飲み会をするしかありません。それにしてもご病気とは、ウォルター・ベッカーがお亡くなりになって気落ちしてしまったのでしょうか。私はスティーリー・ダンよりドナルド・フェイゲンの『ナイト・フライ』を、20年ほど前のまだ田舎に住んでいた頃によく、都会の夜景を思い浮かべながら聴いていました。
『カマキリアド』の発売された年1993年に結婚した奥さん、リビー・タイタス(前夫はザ・バンドのリヴォン・ヘルム)の下記アルバム。
参加ミュージシャンはエリック・カズ、カーリー・サイモン、ロビー・ロバートソン、アル・クーパー、ジェイムス・テイラー…錚々たるメンバーです。

このアルバムを初めて聴いた瞬間、都会の夜の雰囲気があるせいか、このアルバムはフィル・ラモーンとポール・サイモンらがプロデュースだしこの頃はリヴォン・ヘルムがパートナーであった訳だし恐らくあまり関係ないのに「あっ、ドナルド・フェイゲンっぽい」と思ってしまいました。例えば『真夜中のオアシス』のマリア・マルダーの前夫ジェフ・マルダーの娘さんクレア・マルダーさんのライブへ何度か行ったことがあるのですが、その際も最初(血の繋がりはないのに)「あっ若いころのマリア・マルダーっぽい(間違っても現在のマリア・マルダー女王じゃありません!若いころのです!笑)」と思ったのですが、それと似たような感じかもしれません。なんというか、「見えない糸がある」みたいな…。

リヴォン・ヘルムとリビー・タイタスの娘さんのリヴォン・エイミーのライブに、リビーの後夫(エイミーの新しいお父さん)であるドナルド・フェイゲンが出演したりなど、仲が良く円満なのですね。でもエイミーさんとリビーさんの歌い方は似てないな…。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

さて、今夜は自由が丘のマルディグラというお店で『何でもアリ、オトナのDJ達の音楽夜会』があります。

どうですか?このネーミングから若干怪しげな雰囲気、漂いませんか??オトナがカタカナ、夜会ってなんか、なんか(なんだよ)。

このイベントは名称や場所こそ変われど、数か月に一度くらいのペースでもう何年も定期的に開かれているDJ会で、主催はかつて1970年代から2007年まで早稲田にあった老舗Jerry Jeffの名物ママかよこさんです。いつもだいたい3名くらいが素敵な音楽“など”を持ち寄ります。
なぜ音楽“など”を持ち寄ると書いたかと申しますと、以前参加した際にこんな物までかかったからです。

右上のなんて『競馬名勝負物語』ですよ(笑)。
♪パッパラパッパパッパッパーの、ヒヒィ~ン!!の、スカタンッポカタンッスカタンッポカタンッ(←ギャロップの音)ですよ。

DJってこんなのかけて良いのでしょうか?
いえ、良いんです!!
むしろジョン・ケージの『4分33秒』でもいいと思うのです。無音だって立派な音。
ギチギチに詰まった音より、カッスカスに隙間のある音楽のほうが好きな人だって居るのです(←私)。



このイベントへの参加は私は1年振りなので詳しくは分かりませんが、最近はもっぱら和モノが多かったそうです。



私がかけるのは比較的またジャズや古い洋物中心になってしまうかもしれませんが、十五夜にちなんで(台風きてますが!笑)秋らしい選曲に出来たらと思っています。皆さんお時間ございます方は是非、気軽に飲みに遊びにいらしてください。

場所:マルディグラ
住所:東京都世田谷区奥沢5-29-10 リブレB1
オープン 6:30pm スタート 7:00pm Charge¥500

個人的に今まで参加した中で一番記憶に残っているのは、Andy Shionoさんがかけてくださった下記でした。
今日はどんな音がかかるのか楽しみです。
何か面白いものがかかったら、このページの下あたり↓に現地からアップデート中継するかもしれませんし、盛り上がって酔っ払っちゃったら正直もうそれどころではないかもしれません。

では、もしかしたらまた後程♪

------------


会場からトライしましたが、写真が重過ぎてアップが厳しいので、夜帰宅したら改めてアップします。
いい音楽がいっぱい!


------------

帰宅しまして、お風呂に入りまして、ちょっと逡巡しまして、だいぶ酔っぱらっておりますが、有言実行すべきかと思いほんの少しだけ適当に抜粋した写真をアップしようと思います。大量にアップしてもなんだし、ほんの少し、雰囲気だけお感じください(クリックすると多少は拡大できます)。

カレーは奥が深い!

こんにちは、土曜のありこです。
先日クルチャで有名なカレー屋さんへ行き、その美味しさにびっくりしました。今まで食べて来たクルチャはただナンにチーズが入っていただけのものなんじゃないか?と思うくらい別物でした。

皆さんはカレーはお好きですか?私は死ぬほど好き!という訳ではありませんが諸事情あり、なぜか自宅にカレー専用のBOXがあります。そしてそれを開けると…スパイスとか色々入っています。出来合いのものもあります。下記右の写真は神戸アールティというカレー屋さんから買った大量のクミンシード(サフランライスを作る際にちょこっと入れても美味)。
それではカレーにまつわるスパイス、油、お米、本などなど、本日の無駄話も適当にお付き合いください。



◆スパイスの話
個人的にはこのGABANのスパイスセットが大変重宝しています。私の場合、一度に全部は使い切りません。色んな種類をちょっとずつ、好きな分だけ。もしこのセットのみを全部使うと20人前あります。少しずつしか使わないので実際のところかなり持ちます。
こんなに色んな種類のスパイスが入っています(いつもカエンペッパーが最後に残ってしまうのだが…)。これだけあればモロッコ料理も余裕で作れちゃいます。
カレーには乾いたスパイスだけじゃなく、生姜や大蒜は生を粗めにすりおろしたり刻んだり、時にはパクチーは根っこをすりおろして使ったりします(根っこが一番香りが強いそうです)。嫌いな人も多いようですが私はパクチーが大好物!

スパイス自体を炒ったり挽いたり調合するところからやるのは面倒だな…あらかじめミルの付いたスパイスのボトルを買うか、もう挽いてあるものを調合するくらいだよな~と思っていましたが、この本を見るとスパイスグラインダーさえあれば、意外と楽にオリジナルスパイスが調合出来そうです。挽きたては美味しいに違いありません。
ただ、グラインダーはスパイスの香りが付いちゃうのでカレー専用ということになるそうです。私は今ある既に挽かれたスパイスをそこそこ使い終わったら、ホールの物を海外サイトから個人輸入して挑戦してみようと思います。
いや、そもそもスパイスの生産地や国ごとの調合傾向から知りたい!という探求心旺盛な方はこちら、スパイスの教科書です。この本によると…
例えば、インドカレーのスパイスはこのような調合が多いようですが、
タイカレーペーストになると、使われるスパイスがこんなにインドとは違う!!
インドでも北と南ではだいぶ違うようです。面白いですね~。

幾つかのスパイスを厳選して調合された既成のカレースパイスは下記のようなものが自宅にあります。ただ、私の場合はですが、これらを単体で使うことはありません。例えば、タンドリーチキンを作るときは(ローハニー+ヨーグルトに鶏肉を一晩漬けてから)これらの調合カレー粉+タンドリーチキン専用粉2種類を翌日それに加えて揉み込むなど、色々適当に混ぜて使っています。
以前単体で使って食べ比べをしたのですが、火を入れる前と後では予想が大きく覆されたのです!お口に合うブレンド比率をご自身で調合して研究するというのも一興かと思います、笑。
真ん中のナイル商会インデラのカレー粉はタモリさんのレシピ、通称「タモさんカレー」なるものを作る際に必要で購入しました。作ってレポしているブロガーが沢山いるので“タモリカレー”とかでググってみてくださいませ。もともとは糸井さんのほぼ日のイベントでタモリさんご自身が作られ、話題になったのだそうですね。レシピもここにあります。
お米は玄米で食べたことと、サラダ油を使わずにギ―を使用したことだけ違いますが、それ以外はほぼレシピに忠実に作りました。ちゃんとルーと肉は分けて…後で紹介するモノの本に酸素をいっぱい入れると美味しいとあったのでかき混ぜまくって…笑。このタモさんカレーのポイントは①インデラ缶、②お水ではなくお湯を使う、③食べる際に混ぜるマッシュポテトには火を入れていないインデラカレー粉を使う、という3点かなという気がしています。火を入れないスパイスが食べる直前に混ざることでいわゆる薬味の役割を果たし香りが口の中で立つということになるのだと思います。



◆油の話
少し前にココナッツオイルが流行りました。ご多分に漏れず私も利用しておりましたが、タイカレーには合うものの、インド系のカレーや日本のザ・ご家庭のカレーにはオリーブオイルの方が個人的には好きでした。
そこで最近は、スープカレーなどあっさり食べたいときはオリーブオイル、それ以外はギーというバターの精製度を増した油をよく使います。…コクがあって酸化しにくく身体にも良い(中鎖脂肪酸が多いので脂肪になりにくいらしい?ビタミンAが多いらしい?)そうです。健康への影響は正直分かりませんが、香りがバターっぽいので満足感があります。価格は454gで2,000円弱、ちょっと貴族です。



◆お米の話
最近は玄米や雑穀米、時には蒟蒻米で食べることも多くなりましたが、日本のジャポニカ米であればサフランを入れて炊くのが好きです。そういえばサフランを育てたことがありますが、日に当てなくてもよいので簡単に花が咲きます!そして香辛料として使うのはその花の雌しべのみ。4本とか5本とか、本当にちょろっとしか採取出来ません。でもサフランは香辛料で売っているものを買うとそこそこ高いので、球根を買うのも良いと思います。放っておけば勝手に花が咲くので楽ですよ。あ、すみません、お米の話じゃなくてスパイスの話になってしまった。

下記はジャスミン米です。タイ系のカレーを作る時にはこれで食べると幸せな気持ちになります。私の場合はカレーよりも定期的に作るカオマンガイでの利用率の方が高いのですが…炊いている時の甘い香りがまた大好き。さすが、パクチーにも合います。
次に下記はインディカ米です。香りは個人的にはジャスミン米の方が好きですが、最近このお米で「ビリヤ二」的なものを作りました。



◆本の話
こちらはカレー界では有名な著者による対談中心の本です。この方は「東京カリ~番長」というお料理ユニットをされているのですね。前述したタモさんカレーのほぼ日イベントの調理アシスタントも担当されたようです。
有名店のオーソリティがずらり。それぞれのこだわりがあって、付箋付けまくり、感心しきりです。
生姜と大蒜は同時に入れると喧嘩しちゃうとか、スパイスは火を入れた後に一旦冷やしてしまうと味が変質するとか、逆にローストしたスパイスを数日寝かせる店とか、日本風にはルーを作る際にオーブンを使うといいとか、ワインの代わりにシェリー酒を使うとまた違った風味になるとか、酸化するから油選びは重要とか、カレーはスパイスよりブイヨン作りが重要なのだとか、最初のスターターでテンパリングするスパイスは温度が重要だとか、仕上げの追いスパイスの選別が一番の決め手だとか……それはそれはもう、千差万別なマニアック理論が繰り広げられているわけです。

カレーだけでこれだけ語れるとは、そりゃ奥が深いはずだ!

下記はまた同じ著者によるレシピ本です。ルー自体については触れられておりませんが、ルー以外の周辺の味付けのレシピが豊富。ご家庭向けにアレンジできる実用的な内容です。カレーライスだけでなくカレー醤、カレー鍋や雑炊なども載っています。
ちなみに最近のpen、8月15日発売号がカレー特集になっていました。レシピも幾つか載っていましたが、レトルトやお店の紹介が中心という印象でした。
さあ、今夜はカレーにしよう。

発酵もの その2 ~へしこと日本酒のマリアージュ 編~

小部屋をご覧の皆さまこんばんは。ありこです。
だいぶ前に「発酵もの その1 ~鰹節編~」を投稿しましたが、その2をようやくアップいたします。

さて、私も割と最近その美味しさに目覚めたのですが『へしこ』…それは鯖の糠漬けで福井など北陸地方の特産品です。ほんの爪の先くらいの量で、ちょっとしょっぱいけれどそれはそれはものすごい旨味成分。
門前仲町の居酒屋で初めて食べたのですが、その際、




!!!




なんだこの旨味成分は。





となり、早速翌日お取り寄せ。アボカドの糠漬け(←クリームチーズを燻製にした感じになる)以来のマイブーム到来か!?
福井出身の友人にもお土産をおねだり。そして若狭の乾燥ワカメと一緒に「これで半年生き延びてください」と手渡されたのは、こんな巨大へしこでした。
へしこは糠漬け…立派な保存食です。ありがとう、これで半年くらい生き延びれそうです。数cm幅の小分けにし、ジップロックで冷凍庫へ…お茶漬けやおにぎりの具にしてもいい感じです。

冷凍庫にあることを思い出しちゃったので、今から一切れ炙ってこようと思います。少々お待ちください。









普段私は完全にビール党ですが、へしこときたら、日本酒と合うこと合うこと。
それでは只今よりそのへしこと一緒に下記、美味しいお酒をいただきます。これは栃木の西堀酒造さんの数量限定ものでネットでは手に入らないそうです。フルーティでまるでワインみたいな日本酒です!





あーっ 美味しい。






糠漬けではなく塩漬けですが、先日行った「塩とたばこの博物館」でも、このような展示がございました。世界中で作られている保存食としての魚の塩漬け。魚の塩漬けを作ると、同時に漁醤(ナンプラー)が出来ます。
ついでに当方が以前アンチョビを作った時のエピソードをひとつ。
アンチョビは、一般的には恐らく「カタクチイワシ」で作られているものです。ところが、カタクチイワシは鮮度が落ち易いらしく、なかなか手に入らない…その時も季節が旬より少し過ぎていたせいもあり、スーパーや商店街の魚屋さんへ行ってもカタクチイワシではなくそれより二回り以上大きな「真イワシ」しか見つかりませんでした。

どうしようかなぁと逡巡し、いったん自宅へ帰りネットで検索をしてみたところ、なんと「サンマ」でアンチョビを作っている人がいるではないか!大きいだけあって、なんだかグロテスク。

サンマで作れて真イワシで作れないはずはなかろう。早速いそいそと真イワシを買いに行き、三枚におろして塩漬けにして数か月。
途中副産物ナンプラー(魚醤)も採れつつ…無事にアンチョビのようなものが出来上がりました(だいぶ肉厚で大き目)。

しかし、美味しさをしのぐ勢いで冷蔵庫が何か月も臭かったです。恐らく今後アンチョビを作ることは無い気がします。新鮮なカタクチイワシが手に入ったらまたやってもいいかな…。
ちなみに我が家にはタイ製(500ml大ボトル)、フランス製のナンプラー、日本製の漁醤の3種類が常備されております(たぶん一気飲みしたら死ねるくらいの塩分)。

小部屋へ新たに日本酒好きな方が加わったとのことで、へしこと日本酒のマリアージュをお勧めしたいと思い、こちらの記事を投稿いたしました。自家製アンチョビもぜひお試しください。

では2杯目行ってきま~す。ごきげんよう!

カマキリ先生と日高敏隆先生

こんばんは。プロ仕様の競泳水着を買ったらスイスイいつまでも疲れずに泳げて「水着でこんなに変わるのか、これは凄い!!」と楽しくなり、連日連夜泳ぎ過ぎたせいか肩腱板炎になり3週間のドクターストップがかかってしまったありこです。

当方の中で好きな俳優として長年断トツで揺るぎない地位を誇っているのは國村隼さんなのですが、最近メキメキとそれに追いつかんばかりの株の上がりようを見せているのは「カマキリ先生」です。先週、数か月ぶりにその番組が放送されました。あまりにも好きなので、もともと今日は現在読んでいるアウトローな本についてを書こうと思っていましたがそれはまた次回かそのまた次に置いておき、カマキリ先生への気持ちをここに書かせていただこうと思います!

ちなみに皆さんは、動物行動学者の故・日高敏隆先生をご存知でしょうか。
カマキリ先生も日高先生も、どちらも頭脳の明晰さや知識量だけでなく、文才や演技力など特異な才能・味わいをお持ちです。

日高先生については、最初は確かジャズピアニストの山下洋輔さんの著書か何かで知ったように思います。以来「ネコはどうしてわがままか」「犬のことば」など、何冊読んでもその文章の美しさから幸せな気持ちになります。忘れた頃に読み返すと、再びお散歩が楽しくなります。つまり、故人ではありますが未だ私の人生を豊かにしてくれる素敵な方なのです。
先週カマキリ先生の番組で、綺麗な水にしか住まない獰猛果敢でマムシさえ食らう肉食昆虫タガメ、それはまさに枯葉の擬態であり、羽根があって飛ぶことを教えていただきました。

そこでもう10年以上前に読んだ日高先生の著書を改めて読み返してみたところ、タガメはメスが大変悪女であるということを再認識。
タガメは闘魚ベタのように、オスが卵の世話をするのですが、その卵をメスがぶち壊すのです。卵を壊されたオスが再度子孫を残そうとそのメスと交尾。それはまさにメスの狙い通りなのだそうで、交尾のためまた己の卵とオスに認識させるために何度も何度もメスは卵を壊しにやって来るそうです。まさに悪女。

カマキリ先生は自ら「メス」カマキリの被り物の監修までし番組で「お母さんと呼びなさい!」と仰っておられました。カマキリというのは、交尾の直後や最中にメスがオスを食べてしまうことで有名です。もしかして、先生はタガメも悪女たるメスがお好きなのでしょうか。それは、生物本能からくる強さへの憧れがあるからなのでしょうか。もしもいつかカマキリ先生にお会いすることが出来るならば、理由を詳しく伺ってみたいです。
私は闘魚(オス)が好きなのですが、その理由は、オス同士を同じ水槽に入れると相手が死ぬまで戦い抜き、オスは卵の世話をする中でメスをも殺してしまうほどに孤高であることです。また、だいぶ前ですが「ランブルフィッシュ(闘魚)」というコッポラ監督の映画(ほぼ全編モノクロ映画ですが、闘魚だけが綺麗な青と赤のカラーで映される)が好きであったこともあります。

そういえば、東大の海洋研究所の青山潤先生による「アフリカにょろり旅」という本も面白いのでお勧めです。
ではまた土曜日に!

プロフィール

HN:
性別:
非公開
職業:
ギター屋、毒ガス屋、台灣屋、ロボット屋、他、沢山
自己紹介:
ギター屋 栗山
毒ガス屋 小俣
ロボット屋 うどん
台灣屋 ありこ

を中心に、様々な自己中話を投稿していきます。
歴代メンバー
・将棋屋 師匠(2017年8月20日まで)
・クレープ屋 石井(2018年8月8日まで)

カレンダー

01 2025/02 03
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28

リンク