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塩は食肴の将

突然ですが、ご自宅ではどんなお塩を使っていらっしゃいますか?
臨時で今日もありこが担当いたします。こんばんは。

皆さん、塩とたばこの博物館はご存知ですか?渋谷にあった当初、2度ほど行きましたが、昨年スカイツリーの近く「押上」に移転されてからは行っていなかったので、早速行ってみました。この博物館はなんと入場料が100円なのです。

JTはその昔、日本専売公社…つまり国の特殊法人であったわけですね。かつては塩もたばこも、国が売っていた商品だったのです。


博物館では塩とたばこの成り立ちや、精製方法、歴史などを見学することが出来ます。
世界中の塩の結晶や、塩田の模型などが展示されています。
入り口近くで物販もありまして、キセルやたばこ入れ、世界の色んなお塩が少し売られています。当方が入手をしたのは下記珍しいお塩3つです。
ウユニ塩湖はいつか行ってみたい場所、死海の塩は入浴剤は持っていましたが食用は無かったので試しにひとつ、そして一番珍しいのがマリのタウデニ村の岩塩(しかも結晶、要おろし金)!これは日本ではこの博物館でしか売っていないそうです。それもそのはず、こちらは未だにキャラバンで運ばれている大変希少な塩なのです。ラクダさんに乗って運ばれてきたお塩なのです。
♪月の~砂漠を~ はるばると~~…旅のらくだが~行きました~~
↓砂漠の中を運ぶ際の塩袋
長くなりそうですし、たばこのコーナーも面白いので、そちらはまた別の日に改めてレポートを書きたいと思います。
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最近知ったのですが、塩専門店があるようです。その名も「塩屋」。何店舗かあるようでしたので、塩とたばこの博物館の帰りに最寄の東京ソラマチ店へ寄ってみました。すべての塩の味見が出来るそうです。日本の塩、海外の塩、気になるお塩の大半はここで揃うことが分かりました。色んな味の付いたシーズニングに近い物も沢山ありましたよ。
さて、ここからはうちで使っているお塩をレポートしようと思います。
下記はどこかのスーパーで買いました。徳島の塩と、瀬戸内の藻塩。比較的多めに使用する際に使っています。
続いて、ヒマラヤ岩塩です。これも結構気兼ねなく使っています。結晶からゴリゴリするタイプは量を調節しやすい気がして茹で料理などに、もう片方の最初から細かい粉になっているタイプはオールマイティに頻出しています。
下記のうち2つはもらい物です。にんにく塩はふかしたジャガイモや茹でたカリフラワーなんかにぴったり。これにポン酢とオリーブオイルを加えると簡単にサラダ用ドレッシングが出来ます。こんぶ塩は昨日書いた網走監獄にまつわる本を貸してくれた知人からの、北海道土産です。こぶ締めっぽいものを作る時などに良さそうです。梅塩は揚げ茄子につけたり、天ぷらにつけたり、おにぎりにも合います。写真を撮り忘れましたが紫蘇塩もあり、そちらは浅漬け等にも便利。
さて、この辺りから貴族っぽい感じが入ってまいります。大西洋おフランスのゲランドの塩(ベージュ色で、口に入れた瞬間より少し遅れて、舌の左右に塩っけを感じる気がする)、それからイギリス王室御用達のマルドン、これは粒子が大きいのに口の中でシャリっとしたかと思うや否やアッという間に溶けてしまいます。
こちらもおフランス(南仏)のカマルグ。私はこれが結構好きかもしれません。粗塩ですがマイルドで、何にでも合う感じ。可愛いパッケージ、コルクの蓋をパカっと開けても、真っ白で美しい!価格が貴族なので大切に使います。
次は最も貴族らしい逸品、トリュフ塩です!たった25gしか入っていないのに軽く千円越え。こちらはグラタンとかオムレツを作る際などに使用しています。ありこさんの平日のお弁当に入っている卵焼き、まさか味付けの一部にトリュフ塩を使われていようとは、誰も思わないだろう(密かな優越感)。
はーっはっはっは!!!

それでは皆さんごきげんよう…また次回、土曜日に!
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築地市場へ

小部屋をご覧の皆さまこんにちは、ありこです。
本日私は、豊洲移転如何に揺れる築地市場へ行って参りました。

一昨日の場外の火災事故より前に週末築地へ行くことは決まっていて、飛び込んできたニュースを目にし、お祭り等も中止になったとのことで行けるのかな?と心配しましたが、目的地は場外ではなく場内でしたのでそのまま決行と相成りました。

朝はまだ暗いうち、早い時間から開いているけれど、閉店も早く11時という築地市場内。昨晩23時近くまでプールで泳いでしまい寝不足でしたが、頑張って早起きして向かいます!

築地駅を出るとすぐ、本願寺が見えます。夜にここで盆踊り大会があるようです。
通りを歩いているだけなのに、どこからかもう魚介類のにおいがしてきます。
築地場内へ入る前に、大通り沿いにある綺麗な新しい建物「築地魚河岸」の中を通り抜けました。築地魚河岸は2つあります。

(左:海幸橋棟) (右:小田原橋棟)
ここは、昨年11月に築地市場が豊洲に移ることに賛成した店舗のみが、築地ブランドとしての観光用に、数か月賃料無しで軒を連ねることができるという生鮮市場です。もうとっくにその数か月は過ぎ、今は賃料が発生している模様。移転に賛成するお店、反対のお店、実際に両方が存在することを改めて複雑な気持ちで感じながら歩きました。
神妙な面持ちで真面目に移転にまつわる悲喜こもごもを噛み締めますが、実はもうこの時点で既にお買い物へのテンションが上がりつつあります。右にも左にも、美味しそうな魚介類が。待て待て、落ち着け、まだ場内へ1歩も入っていないのだから…。


いざメイン会場へ!
場内にはこのターレットトラックという積み荷を運ぶ乗り物が結構なスピードで、これまた結構な数行き交っています。
青いトタンっぽい屋根が見えました。この中に、600以上の店舗が入っているのです!(ネットには630店舗と書いてある)
これが場内の地図です。こんなにあるんですね!実際中に入ると本当に圧巻です。
外国人ツアーの方々が列をなしています。日本人より多いのではないかというくらい。オリンピックの頃は更にもっとすごい人数になるのでしょうか。
ちなみにこれが築地場内の郵便局なのだそうです。レトロです。
いよいよ場内です!
テンションは最高潮に!!
物欲と食欲に言葉は要りません(笑)。ここからは店舗の軒先のお写真でお楽しみください。
鰹節の話をだいぶ前に投稿いたしましたが、削り節専門のお店もありました。「かつお節」はもちろん、「まぐろ節」という珍しいものが売られていました。試食させていただきましたが、まぐろ節はかつお節よりあっさりさっぱりした味の削り節でした。昆布茶に入れると旨味たっぷりのスープが簡単に出来るそうです。
築地は魚だけじゃありません。牛丼で有名な「吉野家の1号店」も築地市場内にあることをご存知でしょうか(←そう言う私は今日知った、笑)。研ぎ職人の居る包丁屋さんもあります。もちろん、美味しいお店も沢山軒を連ねていて、その中でもいくつかの人気店は長い行列が。
沖縄もずく、瀬戸内のしらす干し、4cm厚の塩鮭、唐辛子入り昆布佃煮などはもちろん、那須の生卵、500グラム!380円のベーコン(もはや魚関係ない)まで購入し、ある程度私の物欲が満たされました。

帰りに閉店が早くない「場外」市場にも足を伸ばします。何事か分かりませんが外国人が踊っていたり、ここは毎日お祭りです。帆立にウニがのっかっているやつとか、卵焼きとか、色々美味しそう。みんな食べ歩きをしています。場外は場外でマップがあるようです。
場外の一部、一番駅に近い辺りに火災現場がありました。まだブルーシートが張られ、タクシーや消防車も居て焦げ臭かったです。周囲が常日頃お祭りのような場所だけに余計、人気が無く静かな焼け跡を目にして、哀しい気持ちになりました。
あまりの店舗の多さに全然周り切れなかったので、また近いうちに場内へ行きたいです。閉店時間の早いのが玉に瑕ですが、私のような一般人客にも、少ないロットでも売ってくれるお店がほとんどのようです。築地市場のカレンダーをチェックしてから行くと良いそうで…日曜と水曜以外はたいていやっているようです。個人的には豊洲でも築地でも距離的にはほとんど変わらないのですが、歴史ある築地の風景がもし変わってしまうとしたら、今のうちに行っておくのがいいかもしれません。
それでは…満を持しての…
アクアパッツァ
(アジ、ムール貝、アサリ)
アジは脂がのっていて美味しかったです。ようやく食欲も満たされました(笑)。

晩御飯には分厚い塩鮭

一度しかない人生なので、美味しい物を食べて過ごせたらいいですね。

では皆さん、また土曜にお会いしましょう。

夏の涼風

小部屋を覗いていらっしゃる皆さん、こんにちは。土曜のありこです。
暑中お見舞い申し上げます。こんな蒸し暑い日は涼しくしてさしあげねば…。

ヒュ~ドロドロドロドロ
ここからは稲川淳二さんの怪談風に読み進んでみてください。
コワイヨ~ コワイヨ~~

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地獄絵ワンダーランド』へ行って参りました。何年か前に同じ会場で『妖怪展』をやっていてそれも面白かったので、期待を込めてこの重厚なエレベーターに乗り込みます!

残念ながら写真を一切撮ってはいけない会場だったので、目録本から抜粋して掲載します。入り口すぐの付近は水木しげるさんコーナー。「のんのんばあと地獄めぐり」という絵本の原画が10枚ほど展示されていました。

皆さん、昨日の小部屋管理人・石井氏の投稿「元祖のバラバラ事件は…」は読まれましたか?まさしくその様相、この下の絵では人間がテーブルの上でバラバラに切り刻まれています。あ、奥に見えるお皿に乗っかっているのは人肉の御造りでしょうか。

平安時代の書物に始まり、江戸時代の絵巻物、明治時代の風刺画(奪衣婆が閻魔様を踏みつけ足台にして短冊を枝に飾ろうとしている絵や、年老いた閻魔様の白髪交じりの頭のシラミ取りをしている絵)と、様々な地獄絵がひたすら続きました。こんな古来からあったファンタジー。なんてファンタスティック!
絵巻物や、歌川豊国など浮世絵はさすがジャパニーズクオリティ。北斎美術館へ行った時にも思いましたが、精巧で細かくて美しい。何種類からなる十王図も、どれもこれも素晴らしく美し………



え?


会場に掲載されていた解説プレートでは「へたうま」と評されておりましたが、由緒あるお寺でこの絵が何百年も大事にされていたことを思うと、この世も捨てたもんじゃありません(笑)。

八種類あると言われている地獄のうち、特に絶世の美女が木の上に居ておびき寄せられ、木に登ると葉っぱが鋭い針に変わり、気が付けば今度は木の下に美女が居るので追い求め傷だらけになって降りることを繰り返すという「衆合地獄」が面白いです。この世で犯した罪を映し出す「浄玻璃鏡」にも興味を持ちました。
それでも、とりわけ私の心を惹きつけたのが、三途の川に居る「奪衣婆」の存在です。三途の川は、着ていた死装束の重さ=罪の重さによって橋を渡れるか、泳がねばならないか、大蛇や毒竜に噛まれて渡るかが決まるらしいのですが、なんと奪衣婆に六文銭の賄賂をあげると渡し船を出してくれるそうで…! おばあちゃん、一体どこで商売をしてんですかあなたは。奪衣婆は怖い顔をした絵や像もありますが、これ見てください。憎めないですねぇ。これなら私は部屋に飾るのもやぶさかではありませんよ。

※いろいろ罰当たりな発言がありましたので念のため…当方不可知論者と申しますか、信心深さとは無縁の人間なため宗教のことはどれもよく分かりません。
何卒ご容赦くださいませ。

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…どうですか?
少しは涼しくなりましたか?


あれ、まだ暑いですか?


「死神」という落語がございます。
昨年春にこの柳家喬太郎師匠の出ていた『落語教育委員会』という寄席へ行ったことを思い出しました。その時、三遊亭歌武蔵師匠(もと力士)のダイナミックな身体がこんもり収まったお布団の枕元に、柳家喜多八師匠が白装束に頭には天冠(白い三角布)という、死神姿で正座していらっしゃいました。

「死神」という話の通り、壇上でお布団を上下反対に回そうとするのですが、さすがもと力士・歌武蔵師匠のデーンと入ったお布団はびくともしない!(会場どよめきの笑い)
落語内に出てくる呪文「アジャラカモクレン、テケレッツのパ」の間に、繰り返し「携帯の電源を切ってください」を挟んで唱える(会場爆笑)など…楽しかったです。

今から思うと頬のこけなどは実際のご病気のせいであったことと想像つきますが、喜多八師匠、それはそれは死神然とした佇まいでありました。それから実に1か月ほどで亡くなられました。あの寄席の頃は既に末期癌であったことでしょう、死装束なんて相当シュールな演出だったなあ、と思い返すのでした。
演目「あくび指南」ではその気怠い語り口から、なんとも言えない色気を醸し出していました。

最後に、桂枝雀師匠の「地獄八景亡者戯」。このような可愛い地獄もあります。
※少し長いので2編に分けられているようです。

小部屋バンドの模型

こんにちは、土曜担当ありこです。

コマ撮りしたい!
コマドリシタイ!駒鳥肢体!

というわけで、テラダモケイさんの模型を買って参りました。じゃーん!!
めちゃくちゃ可愛くないですか?これ。
見て↓セミアコやダブルネック、フライングVもありますよ。


ベースは目をこらすとちゃんとペグ4つ。





ネクタイなんてほら、ボールペンの先っぽより小さいです。


スピーカーも、ちっちゃい、ちっちゃい。


ピンセットを買い、いざカッターナイフを準備… くしゃみ禁止、荒い鼻息も吹っ飛びますので危険です。
完成図を見ながら切り取ってピンセットを使って折ってゆきます。小さすぎて手がプルプルする。ちょっと力加減を失敗しただけでギターのネックなんてポロリ、人間もバラバラ死体事件です。

鍵盤をキーボードスタンドに乗せるのに四苦八苦。人間は足を広げてみてもまるで立たない…。
ドラムは木工用ボンドか何かが無いと組み立てすら出来ません。今回はドラムはあきらめよう、ボンドを買いに行かねば…。

とりあえず並べてみました。



スピーカーのかえしはちゃんと人数分いただきたいところ…5人分あるある、分かってらっしゃる、テラダモケイさん!笑
小部屋バンド ↓↓↓
★クリック★して拡大して見てネ



これ、足元をボンドで貼っちゃったら、動かせませんよね。ストップモーションどうやって作るんだろう?それぞれの足元に専用の土台となる紙を貼り付けるのかなぁ。
誰か詳しい人、教えてください!

まだまだ長い道のりとなりそうです。
つづく。

アジアの熱気 ~旅行編~ ベトナム

今、ちっちゃな自室の窓の向こうに見えるちっちゃなスカイツリーを眺めながら、友人からいただいた映画のサントラを流しながら、無濾過の贅沢ビールを飲みながら、小部屋執筆としゃれ込んでいます。貴族な生活です。

そうです、わたくし、ありこはまだ日本に居るのです(何言うとんねん)。
これは余談ですが、お昼に台湾フェスへ行って、麺線と魯肉飯とマンゴーかき氷とタピオカミルクティを飲みました。世界中でもとりわけアジアは美味しいものの宝庫な気がします。

素描展に触発されたわけではありませんが、国立新美術館と森美術館で同時開催中の「東南アジアの現代美術展 サンシャワー」へ行って参りました。
単にカラフルで熱いだけでなく、現代美術とは言えど戦争の冷たい影が見え隠れしていたり。ダイナミックな映像や音も駆使し、たまに香りも現地を思わせてくれたり、五感にフルに訴えかけてくるような催しでした。

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思い起こせば、何歳の時だったか、もう忘れてしまいましたが、私は人生初の海外旅行がベトナムでした。


到着したタンソンニャット空港は、イメージしていたベトナムとは格段に違って、とても綺麗だったことを記憶しています。
ホテルの従業員にチップを渡したらいきなりニッコニコになって態度が激変、急に可笑しいくらい丁重になって…分かり易いの嫌いじゃないよ!と思いました。 でも私は初の海外体験のせいか、慣れない菌にやられたか、到着直後から嘔吐と下痢、高熱に襲われ続けるという洗礼を受けました(まだ現地の食べ物や飲み物は何一つ口にしていないにも関わらず)。一人旅でツアーでもないので、部屋のトイレのタンクの中から沢山のヤモリの鳴き声がする中、一晩中何の助けもなくもがき苦しんだ想い出。建物は確か四角かったはずなのに、なぜか微妙に斜めっている天井の隅……熱のせいだとおもいました。
ベトナム人は朝が早いらしく、6時くらいからもう表通りの原付(ノーヘル5人乗りなど)や車のクラクションが「パッパー」「パッパー」けたたましく鳴り響き続けて…トイレとベッドの這いずり回るような往復の繰り返しでほとんど眠れずに迎えた早朝。ホテルの窓から外を見下ろしたら、ミルクティー色のサイゴン川が朝日でキラキラ輝いていました。
寝てる場合じゃない!と思いフラフラしながら食べ物を探しに無理やり出掛けました。見るからに具合が悪そうだったのか、同じホテルに泊まっていたカナダ人やイングランドの人たちからもAre you OK?と心配され…。エレベーターの壁に真正面からおでこを押し付けて熱っぽい頭を冷やそうとした奇行のせいかもしれません。

日本の川じゃ見たことありませんがアジアの他の国の川ではよく、水草の束というか、最早ちょっとした島みたいな水草の塊が流れて行きます。ニョロニョロみたいな…。魚を模したクラフト感たっぷりな船もありました。

フォーを食べたら、少し落ち着いて、熱っぽいのは外気の温度のせいかもしれないと思うくらいまでは回復しました。


ホテルの天井の斜めは、熱が下がっても斜めでした。だいぶ回復した翌日か翌々日、当時現地で駐在員をしていらっしゃった素敵なご夫婦(バンドマン)と会い、ライブハウスへ連れて行ってもらいました。
壁画は有名どころ(ニルヴァーナやジョンレノンやジミヘン)、演奏される曲も米国の王道カヴァーが主流でしたが、ステージの後ろがギターのサウンドホール、テーブルはピックの形、お店の設えは予想外にお洒落でした。
2人っ子政策で平均年齢が25歳…若者が多いのもあってか、娯楽が少ないからか、凄まじいほどの熱気でお店の外にまであふれかえる観客。

実はこの時私は、オレンジのシャツを着て行ったのですが、少し笑われました。なぜ笑う!? 可愛いじゃないか、オレンジ。しかし、よくよく聞いてみれば、ベトナムではオレンジの服を着る人はゴミ収集の人:公務員(社会主義国です)なのだそうです。気をつけて街を見まわしてみれば確かにゴミを集める人は皆、私とまったく同じ色の服を着ている。ゴミはフランスの植民地であっただけあって、旧母国のその昔同様、窓からポーンとゴミを投げ捨てればゴミ収集の国家公務員(オレンジの人たち)が拾ってくれるシステム。
ああ、なんということだ。今後オレンジの服は別の国で着ることにしよう…心に誓ったのでした。
ちなみにベトナムは日本以上に道路の両脇上を電線の束で張り巡らされているのですが、その電線の補修をするのも公務員なのだそうです。日に何度もあるスコールの直後、まだ濡れているであろう電線を、素手で掴む公務員…すごいです。感電は大丈夫なのかな? ゴムでコーティングされているところを持つから大丈夫なのでしょう。でも私からするとすごく勇気のある人たちに見えました。

アジア圏ではよく見かける光景ですが、CDショップは海賊版がずらーっと並んでいました。電気屋さんにはboseならぬboseyというスピーカーがあったり。
楽器屋さんで日本円にすると千円くらいのギタレレを買って帰りました。ギターケースにはYAMAHAとあり、そのチャックにはadidasとありました。楽器を担いで少しくたびれた格好をしていたせいか帰国時の入国審査で何かを疑われたらしく、前後の人は皆スルーなのに突然停められ細かく荷物検査をさせられました(私のような貴族に対しなんと無礼な!笑)。可愛いギタレレ、自宅へ帰って弦を張り直しチューニングしたらその途端、張ったばかりの新品の弦が3本切れました。440じゃなかったのかも?しれません。1本切れるのは良くあることですが、3本は初めてでした。

そういえば、ベトナムではライブハウスでも楽器屋さんでも、なぜかベースは5弦しか見かけませんでした。単なる偶然かもしれませんが。

旅行編はもちろん、転職活動編のアジア(中国広州や蘇州、台湾、香港、シンガポール)もそのうちいつかお送り出来ればと思っています。最後まで読んでくださってありがとうございました。
それではまた!

ジャコメッティ展

一年の半分が終わり、都議選も終わり、何か区切りのようなものを感じた週末でした。みなさんは如何お過ごしでしたか?
私は期日前投票をしたので、昨日は買い物をしたり、知人が出品している陶芸展へ顔を出したついでに同じ美術館で開かれていたジャコメッティ展へ寄ったりしておりました。

あ、名乗るのを忘れておりました、ありこです。こんにちは。

 
《歩く男 1957 Alberto Giacometti》
余計なものを削ぎ落として、人間の本質を追求したらこうなったそうです。


以前勤めていた会社の上司が「異性と言うより“人の骨格”が好きなんだよね。突き詰めれば人って最終的には骨じゃない?」と言っていたことを思い出しました。同僚らとその上司への誕生日プレゼントに何がいいかと相談をした際は、骨の布団カバーを提案したことも。


人間の骨格は進化をしていて、若い子達は男女ともに顔が小さく手足が長いですよね。ジャコメッティはまるで未来を予言しているかのよう…きっと300年後くらいには人間はこんな体形をしているのかもしれません。

撮影禁止のスペースにあったので写真はありませんが、3センチのブロンズ彫刻がいくつかあって、マッチ棒みたいで可愛かったですよ。作る際に指を怪我していないか心配になるくらい小さなサイズでした。
 


それにしても、細い…。



余計な脂肪を削ぎ落とさねば…と思った2017年夏。



最近ジムに行き始めました。


いつかこうなるために。




ちなみにどうでもいい情報ですが私はビールっ腹で海坊主みたいな人がタイプです。

発酵もの その1 ~鰹節 編~

小部屋へ2度目の投稿に参りました、ありこです。こんにちは。
少しずつ他の方々の個室の様相が垣間見えつつありますね。当方の個室にはどんなものがあるのか…まずはそのうちの一つ…菌です。




菌?







保菌者?





そうです。
人は誰しも、無数の菌に囲まれて生活をしています。


という話ではなくて、発酵食品の話です。

これまでにはまった発酵ものは、
◆糠漬け
◆自家製ヨーグルト
◆梅酒、サングリア、キウイ酒など
◆天然酵母のパン作り
上記はどれもありきたりなため、特にレポートするまでもないと判断いたしました。
↓ しかし異常なまでのはまり様…
  クリックしてみて!



下記はそのうち、少しずつレポートしようと思います(全部解説しようとしたら、ものすごい長文になってしまいました…とくにアンチョビと味噌のあたり)。

◆自家製アンチョビ
◆自家製ワイン
◆色んな種類の豆と2種類の麹で味噌造り
◆へしこ(作ってはいない)
◆削りたての鰹節(削るだけ)

本日はこの中で自分で作るわけではない、お手軽に試せるものをレポートします。削るだけです。鰹節削り器は、Amazonでも売っております。ご興味おありで未体験の方は、ぜひお試しください。
鰹節
左:半生というか荒節(煮て燻したもの)

右:乾いた本枯節(更に天日干しし黴付け)

両者は好みが分かれるところです。私は…どっちも好きです。個人的にはワインと同じように、単体で食べたりあっさりしたものに組み合わせるには荒節が向いていて、こってりしたものに合わせるには本枯が向いているような気がしました(※あくまで私見)。

猫まんま



削りたてって、こんなに美味しいのか!!驚きです。唸ります。例えばご飯にのっけて食べ、同時にフィレステーキを焼いて食べたことがあるのですが、鰹節の旨味成分のほうがステーキよりはるかに軍配があがってしまうほどの美味しさ。



よくぞこんなものを考案してくれました。昔の人たちの知恵、ありがとう!
剣の舞

     とう!


プロフィール

HN:
性別:
非公開
職業:
ギター屋、毒ガス屋、台灣屋、ロボット屋、他、沢山
自己紹介:
ギター屋 栗山
毒ガス屋 小俣
ロボット屋 うどん
台灣屋 ありこ

を中心に、様々な自己中話を投稿していきます。
歴代メンバー
・将棋屋 師匠(2017年8月20日まで)
・クレープ屋 石井(2018年8月8日まで)

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