ホルヘ・リナレス×ワシル・ロマチェンコ

石井の小部屋ふぁいなるをご覧の皆様こんにちは。

小部屋管理人の石井です。

先日ラスベガスにて行われたボクシングのスーパーファイトについてお送りします。

WBA世界ライト級タイトルマッチ
ホルヘ・リナレス×ワシル・ロマチェンコ

ホルヘ・リナレスは祖国ベネズエラを離れ、17歳より日本で生活し、プロボクシングの土壌は日本で育まれたと言っても過言ではありません。
よって、日本のボクシングファンには非常に馴染みが深く、そのスピードあふれるボクシングで非常に人気を博しております。
一方、挑戦者であるワシル・ロマチェンコはオリンピックを2連覇。プロ3戦目にて世界チャンピオンになり、7戦目では2階級制覇、今回の試合でも世界記録となる12戦目にして3階級制覇に挑戦する超ハイテクボクサー。

この一戦は世界中のボクシングファンが待ち望んだスーパーファイトとして注目されましたが、実際に行われた試合は予想以上の凄い試合となりました。

戦前の私の予想では、判定ならロマチェンコの勝ち。KOならリナレスの勝ち。
個人的には15年ほど活躍を目の当たりにしているリナレスを応援しました。

この日は、WOWOWで生中継が行われ、珍しく休みであった私はテレビの前にかじりつき、瞬きも忘れるほど集中して試合を観戦しました。

満員のマディソン・スクエア・ガーデンにて対峙した両者。プロ中のプロであるためコンディションは共に抜群に仕上げてきた印象を受けました。

ゴング開始と当時に驚いたのは両者の距離。予想以上に接近しておりました。
ロマチェンコが積極的に仕掛け、半歩踏み込めばまともに当たる位置を保ち続けておりました。これはリーチの長いリナレスに対して懐に飛び込むという作戦だったのでしょうが、抜群の防御勘があるロマチェンコだから可能だった距離、立ち位置でした。
ロマチェンコが積極的に仕掛け、リナレスがリング上をサークリングしながらスピードのあるコンビネーションで迎え撃つという展開でした。
下の階級から上がってきたロマチェンコの体の大きさには驚きました。
リナレスと同等、またはそれ以上の体に見えるほどしっかりとした肉体を作り上げておりました。

ロマチェンコの方は、得意である細かいパンチを多用。サウスポースタイルからのショートのジャブを連打、距離を詰めて上下に打ち分けるコンビネーションを終始放ちながらひたすら距離を詰めており、リナレスは多彩な足さばきでサウスポーの左側へと回り様々な角度をからロング、ショートのアッパーを繰り出しており、これはサウスポーに対して一つの作戦だったのではないかと見ました。
(右対左の場合、相手のボディが普段より近くにあるため、その場所もうまく狙っていた)
リナレスが随所に見せる高速のコンビネーションはまさに芸術。あれほど速くしなやかなパンチを連続して打てる選手が世界に何人いるでしょうか。

一切、集中を欠くことのできない緊迫した展開が続きましたが、随所に見られる両者のポジション移動、駆け引き、ディフェンス技術、スピードのあるコンビネーション等、すでに本年のベストマッチと言えるほどハイレベルな攻防が続きました。

3Rロマチェンコがさらに距離を掌握。予想しておりましたが、その学習能力の高さはさすが。
ロマチェンコが一切の力みが無く軽いパンチをしつこく打ち、リナレスがロングのアッパーを合わせるシーンがありました。このアッパーもスピードタイミングなど超一級品。世界中のボクシング関係者も勉強したパンチではないでしょうか。

瞬きも惜しいハイスピードの攻防が続きましたが、ロマチェンコが少しづつペースを握っていく展開へと変化が見え始めました。

集中は切らさず、センスのある攻撃で応戦するリナレスですが少しずつ被弾し、顔の腫れも目立つようになってきました。

時折、強いパンチで応戦しますが、この展開が後半に向けて悪い方向へ向かいそうな予感が漂い始めた6Rリナレスの放った右ストレートが真正面からロマチェンコの顔面をとらえ、なんと!ロマチェンコがまともにダウン!
あの男がリングに尻もちをついている姿なんて夢のようです。これ以上ないくらい抜群のタイミングで放たれたパンチでした。
このラウンドは残りが13秒しかなくロマチェンコが立ち上がりすぐにゴングが鳴りました。
7R、8Rはダメージがあるロマチェンコがうまく流し回復に努めており、軽いパンチを当てながら体を休ませるあたりはさすがでした。

その後、リナレスの腫れもより大きくなり出血もみられ、回復したロマチェンコがペースを完全に自分の物へと取り戻しました。

むかえた10R、疲労も見えるリナレスに対し顔面への軽い連打を放ち、ガードを上げさせてからボディに強烈な一撃を放ち、たまらずリナレスダウン。

テンカウントでもリナレスは立ち上がることが出来ず、ロマチェンコがその時点で新チャンピオンをなったのでした。
リナレスはずっと集中を切らさず苦しい展開が続いていたため、そのパンチは想像をはるかに超えるほど効いてしまったようです。

残念でしたが、ボクシングファンとしてこれほどレベルの高い試合を生中継で見れたことを幸せに感じ、両者の攻防に感動しました。

リナレスの今後は解りませんが、まずはしっかり休んで欲しいと思います。

これでロマチェンコの時代はまだまだ続きそうです。
試合前に村田が「リナレスが止められなければ、誰も止められない」とコメントしておりましたが、その通り!これは誰が止めるのでしょう!

しかし、ボクシングというのは面白いもので、このあたりのクラスにはテレンス・クロフォード、マイキー・ガルシアという超ド級のスター選手がいるので、この辺りと三つ巴の対決になっていけばファンとしてはたまりません。

いやー。良いもの見ました。

煮え切らない再戦

石井の小部屋ふぁいなるをご覧の皆様こんばんは。

小部屋管理人、そしてボクシングマニアの石井です。

本日、WBC世界バンタム級タイトルマッチが行われました。しかし、王者のルイス・ネリが体重超過で王座はく奪。

近年ではたまに起こるのですが、このような事でタイトルマッチがしらけるのは何とも言えない気持ちになります。
この試合、(元)王者のネリが勝ち、または引き分けで王座は空位。
山中が勝てば山中は新王者という状況になりました。

ボクシングは元々、お互いが公正な条件で戦うために細かく階級を区切るのです。チャンピオンのくせにそれが出来ないなんて、元世界王者の浜田氏に言わせれば「恥ずかしくて町も歩けない」ですね。

浜田氏に説教された方が良いかも↑

さて、試合の感想です。

正直、前回の試合はドーピング疑惑だの、山中のストップが早すぎただの、論議が巻き起こりましたが、ボクシングだけ見るとネリは非常に危険な相手で、独自のタイミングを外すコンビネーション、スピードは特筆すべきものがあると感じておりました。

結果を見てから言うわけではありませんが、再戦の勝敗予想は私から見て、両者が同じようなボクシングを行うならネリが圧倒的に優位に立つと予想しておりました。

ゴングが鳴れば、開始早々、前回の反省点からか山中はテンポよくジャブを放ち、強いストレートを時に打ち込んでネリを調子にのらせないようにしたのですが・・・

あっという間に山中ダウン。これはスリップの判定になりましたがどう見てもパンチのヒットです。その後正真正銘のダウンを1度奪われ、足元もおぼつかないまま1Rは終了。

むかえた2Rネリのテンポ良いコンビネーションが顔面にヒットし山中ダウン。

ここで思い出されるのは、前回の試合にてストップが早すぎたと論議を呼んだ事です。
これにより、一つのラウンドに3回ダウンして、自動的に負けとなるのを待つしかありません。

調子づいたネリはすぐさま後続打を叩き込み2回目、3回目のダウンを簡単に奪い勝利したのでした。

これでWBCバンタム級王座は空位に。

ある意味、技術的には予想通りの展開でしたが、ここまで圧倒的な展開になるとは少し驚きました。
体重超過と言う問題を起こしたネリですが、階級を上げ世界のリングに上がってくることでしょう。良い選手であることは確かです。

そして、山中はこれで引退かもしれませんが、類いまれな強打により一つの時代を築き上げたことは間違いありません。
その強力な左ストレートは海外の選手にもかなりの影響を与えたそうです。

また、この伝統的なベルトを日本人のボクサーが手にしてくれることを期待しております。

ミゲール・コット引退

石井の小部屋ふぁいなるをご覧の皆様こんばんは。

小部屋管理人の石井です。

先日、ボクシング界のスーパースターであるミゲール・コットが引退試合を行いました。
ミゲール・コットはプエルトリコ出身の4階級制覇チャンピオンで、長年にわたり数々の強敵と死闘を繰り広げ活躍。

コットに注目してからすでに14年という月日が経過しました。



当時、まだ世界的に無名であったコットはWBO世界スーパーライト級王座決定戦にてケルソン・ピントと対戦。WOWOWのボクシング番組エキサイトマッチに登場したのですが、少し見ただけであっという間にファンになりました。

24歳という若さでありながらすでに王者としての風格を持ち合わせており、長身のファイターであるケルソン・ピントを圧倒。ボクシングファンとして、すごい選手が出てきたと感動したのを覚えております。

そして、その期待は予想をはるかに上回り、気づけば4階級制覇。そのクラスの最強の選手達と常に戦うのでした。

セサール・バサン(日本で坂本博之と対戦した)、ラブモア・ヌドゥ、デマーカス・コーリー、リカルド・トーレス、ポール・マリナッジ、ザブ・ジュダー、シェーン・モズリー、アントニオ・マルガリート、マニー・パッキャオ、フロイド・メイウェザー、サウル・アルバレス等々上げればきりがないです。


パッキャオとも↑
常に印象に残る試合ばかりでしたが、特に記憶に焼き付いているのがWBAウェルター級の防衛戦にてアントニオ・マルガリートに体力で押し切られ初黒星(TKO負け)した試合でした。
あのコットがここまで滅多打ちにやられるとは・・・と衝撃を受けましたが、何戦か挟んでの再戦では見事に勝利(TKO勝ち)長身のマルガリートが振り回す風車の様なフックをことごとく空転させ、得意の左フックを急所に打ち続けた素晴らしい勝利でした。この試合、開始前からいつも無表情なコットが殺気でみなぎっていたのをよく覚えております。カッコ良かったー。


メイウェザーとも↑
コットの特徴は堅いガード、強烈な左フックです。

常に崩れることのないしっかりとした形は世界中のトレーナーが参考にしたのではないでしょうか。

また、キャリアが後半に差し掛かるにつれ風貌もどんどん怖くなり、この選手は笑うことがあるのか?と思いました。ちなみに2004年のケルソン・ピント戦のころは、今の様なスキンヘッドではなく、ぐりぐりのパンチパーマ風でした。
(この試合、ちゃんとDVDにて保存しております。我ながら先見の明があったとあっぱれ!)

近年では、選手をやりながらプロモート業も行い成功をおさめているコットですが、これからはリングサイドで見かけることも多いのでは。

小国ながらボクシング大国プエルトリコの英雄ミゲール・コット。

間違いなく一つの時代を築き上げた名選手です。つまらない試合が一つも無かったコットに拍手を送りたいです。







まさに、ロマチェンコがち!



石井の小部屋をご覧の皆様こんばんは。
小部屋管理人の石井です。

先日のボクシングブログでオリンピックを連覇したチャンピオン同士の対決についてお送りさせていただきました。

連覇したもの同士の対決ですから各自保有している金メダルは2個ずつ。
よって、二人の金メダルを合わせれば4個。
これだけでもすごい対決です。

ラスベガスのメイン会場にて満員の観客の前で行われた頂上決戦ですが・・・
なんと、終わってみればロマチェンコの圧勝。

開始の1Rは早いステップからリング上を小刻みに動き回り、慎重な立ち上がりを見せたロマチェンコでしたが、2R以降、リゴンドーの動きを完全に見切ったのか、速射砲のような連打を随所に放ち、試合を圧倒的に支配しました。

なんといっても特筆すべき点は、その手打ちのような軽いパンチを次々と当てていく的確さスピードにあります。
まるで、リゴンドーが止まって見えるかのようでした。踏み込んで槍を突き刺すようなストレートは無いのですが、これだけ細かいパンチを雨あられのように打たれれば闘争心は失せるでしょう。

むかえた6R終了時、リゴンドーが自ら棄権を申し出て試合は終了。

この究極の頂上決戦で、棄権するか?・・・

満員の客席からは、ロマチェンコに対する称賛の声と、あっけなく棄権したリゴンドーに対してブーイングの声が響き渡っておりました。

まあ、このまま試合が続いていればロマチェンコのKO勝ちも十分起こったでしょうね。

しかし、すごかったです・・・相手に全く打たせないうまさ。そして恐ろしいほどの足の速さ。
ここ数年はロマチェンコの時代が続きそうです。

その、あまりの圧勝は「ロマチェンコがち」というネーミングまで付いているほどです。
相手に何もさせず、一発もかすらせず、こちらの攻撃はすべて急所をとらえる。
凄すぎです。

私も、将棋で「ロマチェンコがち」したいものです。

今後もロマチェンコの圧倒的な技術を堪能したいと思います。

尾川 敵地にて戴冠


石井の小部屋ふぁいなるをご覧の皆様こんばんは。
小部屋管理人の石井です。

先日のブログですが、将棋ウォーズのネタではなく本来ならばこちらを先に取り上げなければいけなかったです。

9日、ラスベガスにて行われたIBF世界スーパーフェザー級王座決定戦。

日本が誇る強打者、尾川堅一VS技巧派のテビン•ファーマーの一戦は序盤から尾川が距離を詰めテンポ良く主導権を支配していきました。

尾川は、今回が初めての世界挑戦でしたが全く臆することなく、テンポよく次々と手数を出していきました。

主体となるのはKOを量産してきたワンツーからの右ストレート。

時にカウンターをもらいポイントを奪われる事がありましたが、終了時のポイントは2対1で尾川。

アメリカで王座に戴冠するという素晴らしい記録を打ち立てました。

いや~。感動しましたよ。
尾川の負けん気の強さ、KOの予感が漂うキレの良い右ストレート。

今回、尾川の試合をはじめて観戦しましたが、たちまちファンになりました。

まだまだ伸びしろがある良い選手なので、これからもこちらのブログで追いかけたいと思います!

金メダルが4個!!

こんにちは。
小部屋管理人の石井です。

今日はボクシングのスーパーファイトについて

12月9日(日本時間10日)マディソン・スクエア・ガーデン・シアターにて夢の対決が行われます。
WBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチ
ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)×ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)

現チャンピオン ワシル・ロマチェンコ


に対し
現スーパーバンタム級王者 ギジェルモ・リゴンドー

が階級を上げて挑戦するという図式ですが、なんとこの二人オリンピックを連覇しているという輝かしいキャリアを持っているのです。

アマチュアボクシング最高峰であるオリンピックのゴールドメダリストが、プロボクシングにおいても世界チャンピオンになるということはありますが(先日の村田もそう)この二人は二大会連続で金メダルを獲得しているのです!二人合わせて金メダル4個!

最低でもアマチュアの世界で8年はトップでいたわけですね。

ロマチェンコは、相手の技を完全に見切り、リング上を縦横無尽に動きながら徹底的に相手を痛めつけ、一発も打たせずにKOするほどの完成したボクシングスタイル。
リゴンドーは、全く無駄打ちせず、最低限の動きで効果的なパンチを急所に次々と打ち込み、省エネながらも相手の戦意をとことん削ぎ落していくという嫌われ者スタイル(?)

両者に共通するところは、恐ろしいほどの”当て勘”と”防御技術”です。

まるで、「どんな盾も突き通す矛」と「どんな矛も防ぐ盾」の対決。

これはいったいどうなってしまうのでしょうか?

個人的見解で、なんの責任も無く述べさせていただきますが、おそらく
「より、勝利に徹し、ディフェンシブでつまらないボクシング」を貫いた方が勝つのではないでしょうか。
攻撃力が目立った先日のゴロフキン×アルバレス戦と違って、高度なディフェンス技術ばかりが際立つ試合になりそうな・・・

まあ、もしそうなったとしてもプロボクシング世界戦における、初のオリンピック二連覇対決。
高度な技術のオンパレードですからそれはそれで楽しみたいと思います。




ボクシングあれこれ①

こんにちは。
小部屋管理人の石井です。

本日は私の大好きなボクシングのあれこれ、こぼれ話をお送りしたいと思います。

今回のネタは「アマチュアボクシングの計量について」
 
よくテレビで見かける計量の場面がありますよね。あれは世界戦の計量なので試合の前日に行われます。コミッションドクター、プロモーター、メディア等が注視する中で行われ、前夜祭的な要素があってそれなりの盛り上がりを見せます。

では、テレビでは全く放映される事がないアマチュアの計量はどうか?

それはこのように行われます。

プロと違って計量は当日の朝に行われます。
(プロは前日計量のため次の日までしっかり食事をとれる)

よって空腹の選手は試合まで回復するのがちょっと厳しいのです。


↑昔ながらの秤

そして、注目すべき点は、全裸、ようするにスッポンぽんで秤にのるのです。

秤にのる前に、パンツをささっと脱いで計量を行い、終わったらすぐにパンツをはきます。

選手が多く出場する大会など、大人数がこれを行うので、ちょっと異様な光景となります(笑)

興味がある方は、アマチュアボクシングの会場に朝から行って計量をご覧になってはいかがでしょうか。  

もちろん、公開されている訳ではなく、奥の保健室みたいな場所でひっそりと行われているので、関係者みたいな顔をして見学して下さい。




村田ついに戴冠

昨日行われましたWBA世界ミドル級タイトルマッチについて。

一戦目の不可解な判定を払拭するため組まれたダイレクトリマッチですが、両者のポイントは解りやすく、村田陣営はいかに強打を当て、逃さず、しっかりと詰めるということ。
ハッサン陣営は、いかに動き、スピードの早いコンビネーションをまとめながら強打をもらわない、出入りのボクシングでポイントアウトする。
ここが両陣営の前回の対戦から学んだ戦略だと想定しましたが、序盤、予想以上にハッサンが前へ前へとプレッシャーをかけて来たので驚きました。

これは、強打のある村田を序盤から調子付かせない作戦だったのでしょう。

前回よりもお互いに距離が近く、打ち合いになりそうな展開で、今回の対戦に備えて村田は心肺機能の強化、詰める際の連打にも磨きをかけて来た事が随所に伺えました。

左の打ち出しは前回よりもスムーズ、右ボディから左フックの返しなど、エンダムの打ち終わりにボディのカウンターを合わせる等、効果的なパンチを多用しており村田のコンディションは最高の仕上がりでした。

6Rに放った右ストレートは試合をほぼ決定付けた一撃で、エンダムは腰くだけに•••

そして、ついに7R終了後、エンダム陣営が棄権を申し出た事により村田のTKO勝ちとなりました。

これで日本ボクシング史上初となるアマチュア最高峰であるオリンピックの金メダルとプロボクシングによる世界チャンピオンベルトを獲得するという偉業を成し遂げたのです。

名チャンピオン、ゴロフキンとも統一戦を希望している村田ですが、先ずはじっくり休んで、その喜びに浸って欲しいと思います。

少し残念なのが、こんな素晴らしい試合と衆院選が重なってしまったこと。村田の偉業を夜のニュースで何度も放送して欲しかったです。

まあ、これも過ぎてしまえば良い思い出として記憶に残るかもしれませんね。

スーパースター対決は引き分け



こんにちは。
小部屋管理人の石井です。
少し遅くなりましたが、先日アメリカで行われたボクシングのスーパースター対決「ゲンナディ・ゴロフキン×サウル・アルバレス」の感想をお送りします。

ゴロフキンが保有するミドル級の3団体(WBA,WBC,IBF)王座にアルバレスが挑戦するという図式にて行われた一戦はジャッジ三者三様の判定でドロー。抜群の攻撃力を持つ2人の対戦なだけに”どちらかが倒れて必ずKOにて決着がつく”と多くの識者が予想しておりましたが(私もKO決着を予想しておりました)まさかの引き分け。
これでゴロフキンは防衛を果たしたわけですが、全勝の記録にはじめて引き分けという数字が付いたのです。

試合は序盤からお互いの持ち味が存分に発揮された最高の試合でした。
ゴング開始からアルバレスが持ち前のスピードで速いコンビネーションを繰り出し、ゴロフキンもプレッシャーをかけながらそれを受け止めるという展開。

中盤あたりまでは、アルバレスが、ゴロフキンのジャブの打ち終わりにオーバーハンドの右ストレートを被せたり、ロングのアッパーを合わせたりと、高度な攻撃力を軸にペースをつかもうとするのですが、細かいパンチを幾度も浴びながら全く表情を変えず、ひたすらプレッシャーをかけるゴロフキン。お互いが自信を持って倒しに行くというファン垂涎の展開。

この試合は、世紀の一戦(メイウェザー×パッキャオ)に匹敵すると一部では騒がれておりましたが、個人的には、両者の選手としてのピーク、モチベーションなどを考えると今回の試合の方が純粋に高度な試合としては世紀の一戦をしのぐと思いました。
(ちなみにメイウェザー×パッキャオ戦は、すでに両者のピークが下降線をたどっていました)

とにかく、両者の技術の高さと言ったら・・・ため息が出るほどです。
アルバレスの引き出しの多いコンビネーションはさらに磨きがかかり、ありとあらゆる角度からハイスピードの連打を繰り出し(特にロングのアッパーは美しい!)チャンピオンのゴロフキンは、とにかく前に出てストレート、フックを持ち前のパワーで打ち出し、パンチを放ちながらも途中で軌道を変える(ストレート→フック)等、こちらも百戦錬磨の凄さを発揮しておりました。

また、特筆すべき点は”相手に追撃打を打たせない”上手さにあります。
この部分は、録画をした方には今一度確認をしていただきたいと思いますが、強力な一撃を打たれた後、両者とも出来るだけ下がらずに対処するのです。

打たれた後に

・すぐに打ちかえす
・体の位置を巧みに入れ替える
・フェイントで牽制する

等でうまくしのぐのですが、並みの選手であれば、倒れているような強打をもらいながらもこのような動きが出来るとは、長年のキャリアと反復練習の成果なのでしょう。

後半は、スピードのコンビネーションを放ち続けたアルバレスに疲れが見え、ゴロフキンがプレッシャーをかけて、ポイントを奪い返していくという展開でした。

ジャッジの判定は

118-110アルバレス
115-113ゴロフキン
114-114引き分け

上記の結果により引き分けとなりました。

疑惑の判定などではなく十分納得のいく結果であったと思います。

試合後、両者のコメントでも、再戦をやっても良いとの事。こうなったらリマッチも考えられますね。

いやー・・・素晴らしい試合でした。こういったものを見るとボクシングファンで良かったなぁと実感いたします。

様々な角度から見てもボクシングの教科書といえる内容でしたので永久保存版でDVDにダビングしようと思います。


井上尚弥アメリカデビューは快勝!

昨日、アメリカにて行われたWBO世界スーパーフライタイトルマッチですが、我らがチャンピオン井上尚弥が挑戦者アントニオ・ニエベスを見事TKOで破り、初のアメリカ進出を鮮烈な勝利で飾りました。

圧倒的な勝利でしたが、皆様ご覧になりましたか?(深夜にフジテレビでも放送)

私が先日書かせていただいた投稿で”堅さがあるのでは”と懸念しましたが、そんなものはこれっぽちも見せない素晴らしい状態でしたね。

ニュースで放送されていたシーンではボディーブローのダメージについて注目しているものが多かったと思いますが、私が素晴らしいと感じたのはずばり!左手一本!「ジャブ」です。
速くて重いジャブをガードの高い相手の顔面へ幾度となく繰り出し、これが試合を決したと感じます。あのジャブは右ストレート並みの威力があるわけですから挑戦者はひとたまりもありません。

当たるたびに「ゴツン」と鈍い音がテレビ越しに聞こえてくるようでした。もちろん、ロングのボディー打ちなども特筆すべき点で、あれをあの距離、あのスピードで打てる選手は世界的に見ても希少だと思います。

6R終了時に、ニエベス人陣営がギブアップしましたが、贅沢を言えば、豪快なノックアウト劇で、派手にキャンバスに沈める(失神とかすればなお良し)シーンも見たかったですが・・・

同階級のスター選手であるローマン・ゴンザレスは負けてしまったわけですから、現時点での井上の次回の対戦相手は未定ですが、これからも本場アメリカのリングにて活躍し、さらに名前を売ってほしいです。


プロフィール

HN:
マンシー•カマラ
性別:
非公開
職業:
クレープ屋、ギター製作家、毒ガス管理業、台灣、ロボット職人
自己紹介:
はじめまして。
・石井(クレープ屋)
・栗山(ギター製作家)
・オマタ(毒ガス管理、散布業)
・うどん(ロボット職人)
Kロサワ楽器を自主退社した4人と
・ありこ(台灣)
・師匠(2017年8月20日脱退)
が加わり、日々様々な自己中話を投稿していきます。
動画も多数公開予定ですので乞うご期待!!

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