奏劇『ライフ・コンチェルト』

こんばんは、土曜のありこです。

みなさんは「教誨師(きょうかいし)」という職業をご存知ですか?
先週、新宿は紀伊国屋書店の上階へ、奏劇『ライフ・コンチェルト』を観に行って参りました。
しかもその日は千穐楽。

東京フィルハーモニー交響楽団のメンバーによる、チェロ・バイオリン・ビオラの弦楽四重奏
作曲家の岩代太郎さんによるピアノ
そして演技力と声の良さを併せ持つ俳優陣による朗読

贅沢な時間でした。



前から4番目の列で左側だったのですが、演者さんは場面ごとに席を移動してくださったので、左右どちらの座席のお客さんにとってもあまり不公平のないようにとの配慮を感じられる演出でした。



私の目的は言わずもがなですが、國村隼さんの声を聴くことです。
教誨師…死刑を待つ受刑者に向き合い語り合う職業の主人公。
國村さんの朗読は本当に素晴らしかったです。声の良さはもちろんのこと、声音の強弱や表現の仕方。あれがレコーディングであったとしても、一発でほとんどのシーンOKが出るのではないか?というくらい、ほぼ完璧でした。例えば、セリフの部分と回想の部分が繋がっていたとしても、その声音ですぐにどちらなのか判別がつきました。



長谷川京子さんは美しく(細い!)、黒川智花さんもまた声がハッとするくらい綺麗でした。大森博史さんは犯罪者の悪そうな役柄が板につき過ぎて、カーテンコール後のトークショー時の善人然とした佇まいとのギャップに1視聴者として舌を巻きました。



題材は「死刑」。

舞台の正面に牢屋を想起させる冷たく重厚そうな壁が、俳優さん等の頭上斜めに垂れ下がる形で設置されており、その中央の小さな窓から青白い照明が差し込んでいました。

死刑執行当日まで、死刑囚本人も周りの人も、自分がいつ処されるのか知らされることなく過ごすのだそうですね。しかも、被害者遺族からその死刑を執行する代理人を募るというのは知りませんでした…。

弦楽四重奏の素晴らしい演奏とマイナーコードの旋律、俳優陣のいい声やその表現力ある朗読を聴きながら、この重いテーマについて考えさせられる2時間。
感性と思考にダブルパンチが来たので、終盤で涙が出てしまいました。



全編が朗読であんなに情景が浮かぶって、「声」というツールは想像に対して大きな威力を持つんだなあと改めて思いました。
また、日頃参加する音楽のライブもそうですが、生演奏や生朗読はその一瞬、その場でしか味わえません。演者さんたちと2時間もその空間を共有できたこと、幸せに思いました。

千穐楽でしたが、願わくばもう一度観たいです。


帰りになんとなく、こんな本を買ってしまったのでした。

それでは、また来週。

宇宙で最初に飲まれたお酒

大部屋のみなさん、こんにちは。ありこです。

一昨日はゲストで、当方の繋がりから野毛子さんに書いていただきました。大部屋で唯一実際に杯を交わした人間として「野毛実話」…なかなかのリアリティーを感じながら拝読しました。
お見せ出来ませんが、スタイルのいい大人の女性です。発想力が豊富で、どこかいさぎよさを感じられる私の大好きなタイプ!またいつか気が向いたら書いてくださるかもしれません。


さて、随分前に「塩は食肴の将」という投稿をしました。
食肴の将ときたら「酒は百薬の長」が無くてはいけません!←力説

しかし好きなものを挙げだしたらこれに関しては当方、きりがありませんので、今日はひとつだけ…。


昨年この、宇宙で最初に飲まれたお酒『メタクサ』を知りました。
百何十年前に、ギリシャのスピロス・メタクサという人が作ったそうです。
飲み終わったら花瓶に出来そうな可愛い陶器。

Very old…蓋(下にコルクが付いている)に「とっても古い」と印字(笑)。


種類は一応ブランデーに分類されているようです。
ただし、ちょっと普通のブランデーとは違います。

色はよくあるべっ甲飴色。
しかし、香りが独特です。
ほんのり薄っすら、僅かに甘味がありますが、甘いお酒か?というと違います。
口に入れると、ふわぁっと芳醇な…なんともいえない極端に女性的で極端に男性的な、花のような葉っぱのような香りが広がります。ネット検索してみると、香りは主に、ギリシャはペロポネソス半島産のマスカット、バラの花びら、秘密の沢山のハーブ………、そして樫の樽だそうです。

それもそのはず、このお酒の製造方法は、門外不出
レシピはほんの数人しか知らないのだそうです。
配合を明かされないケンタッキーのスパイスみたいですね。
人の心理は、謎が多い相手ほどそそられるもの、笑。
クー!


キューバ革命のカストロ議長も大好きだったそうです。
確かに、葉巻の似合う味かもしれません。



レシピが秘密の不思議なお酒。初めて宇宙へゆく。

そんなわけで…
そんなわけで?

今夜は照明を落として、初めて宇宙で飲まれたお酒を飲みながら『不思議惑星キン・ザ・ザ』を鑑賞します。


クー!


クー!


クー!



クー!





浅草さんぽ

大部屋をご覧のみなさん、こんにちは。土曜のありこです。

一昨日の栗山氏のキャンプの投稿、びっくりしました。以前はチーズやお肉の燻製までやっていたというから脱帽です。素晴らしいですね。
天然酵母のパンにヨーグルト、味噌や糠漬け、ワインやチーズ、アンチョビなどの発酵食品を作る私ですが、燻製はまだ未体験です。ど素人と書いてありましたが、謙遜でしょう。かなりの玄人とお見受けしました。やるな~!

さて、当方は少し前になりますが、浅草へ行って参りました。

この墨田川は江戸時代にももちろんあって、都を盛り立てるのに大変重要な水路であったこと、Nスぺや先日書いた神田川クルーズで知りました。某ビール会社の金色のウ●コですが、おフランスのデザイナーが本当は縦に乗せることを想定してデザインしたのに、日本の建築基準法か何かコンプライアンス上、横に設置するしかなく、そのデザイナーさん怒って本国へ帰っちゃったのだそうですね。


浅草へ行った一番の目的は恒例の寄席でした。

以前、三遊亭円丈師匠の著書『師匠、御乱心!』のレビューを書きましたが、長年の廃版を経て著書の再販記念の寄席…。

だいぶ早めに行ったので、食べ歩きをすることにしました。
ホッピー通りもそそられるのですが、おそらくそこへ行くと寄席に到達する前にへべれけになってしまうと判断。
そこで…あらかじめネットなどでお勧めされていたお店、ホットケーキの天国や浅草寺前のきびだんごへも行きました。が…


それよりもっとヒットであったのはこれ…塩辛さとカリフワ食感の

塩パンと、


それから安い美味い出来立て三拍子の

浅草メンチ!

肉の柔らかさがたまりません、笑。具がちょっと自分じゃ作れない柔らかジューシー感。


近くではこんなイケメン↓(マネキン君)が見守っていてくれます。


浅草へ行かれる方は、ぜひこの塩パン浅草メンチ、お試しください。


長屋のような赤い店の裏通り。寄り添ってまどろむ茶トラ2匹にも会えました。





さてメイン目的の寄席ですが、正直に申し上げてしまうと実は私はトリの円丈師匠よりも川柳川柳師匠がお目当てでした。


しかし川柳川柳師匠も御年87歳。
更に円丈師匠がトリということもあって遠慮もしたのでしょう…。
ご自身十八番の新作落語(いわゆる音楽などで言うオリジナル作品)ではなく古典落語(音楽で言うスタンダードナンバー)にチャレンジしたところ、すっかり忘却の彼方で「まいったな…何だったかな…」の連発。客席からは「ぇえっ?」という厳しい野次(金払ってんのになんだよ、みたいな声)が聞こえてきて、少し可哀相な状態でした。

寄席の前にあらかじめ下記2冊、円丈師匠の著書に加え、ガーコンの川柳師匠の著書も読みました。

私は川柳師匠のこと、人間的には結構好きです。なぜなら川柳師匠の著書を読むに、感情にまかせきっていない客観的な視点を感じることが出来るからです。あまり深く考えていないからかもしれませんが(失礼、笑)。落語分裂騒動の件も、円丈師匠の『御乱心』よりは怨念の度合いが比較的低く、でも感じたことが素直に書かれていました。
川柳師匠の有名な伝説…お酒におぼれ、師匠である圓生宅の玄関に脱糞した武勇伝。愛すべきキャラクター、最高です。
このガーコンの著書にはそのくだりもしっかり書かれていました。翌朝起きたらいちもつが玄関の三和土に…って…想像すると可笑しくてたまりません、笑。


いずれの著書にも当然ながら登場する一柳師匠。その「遺書」ともいわれている著書『噺の咄の話のはなし』ですが、とうとう最近入手してしまいました。書いてすぐ自死された本…読み手も心が健康なときでないと少し貰い病みしそうな気がします。近々元気な時に読んで、またレビューが出来たらと思っています。


ホントは川柳師匠の十八番、新作落語を聞きたかったな…。
一番好きな口ラッパの秀逸な演目『ジャズ息子』の動画がYouTubeから消えていたので、代わりに『ガーコン』を貼っておきます。



それではまた来週!
浅草フランス座前の顔ハメ看板にて…

タッカルビと人肉饅頭…

みなさんこんにちは。
サウナで熱中症になりかけた土曜のありこです。
残暑お見舞い申し上げます。

さて、さつまいものチーズタッカルビの美味しさを知りました。
先週はきのこ中心のタッカルビを作りましたが、雲泥の差でさつまいものタッカルビの方が美味しいことに気が付きました。
コチュジャンや唐辛子の辛さの中で、さつまいもの甘さがいい仕事をするのです。
私も最初は半信半疑だったんですが、だまされたと思って一度やってみてください。

具のメインはさつまいも!!
あとは玉ねぎ、にんじん、キャベツなど…


鶏モモを入れるといいらしいのですが、私はささみにしておきました。
だいぶ前に流行って未だに使っている塩こうじ、それからコチュジャンや味醂など。


具に火が通ったら、泳ぎたくなるほどのチーズの川をつくるのです。


めちゃくちゃいい匂いで、画面の向こう側に届かないのが残念です!



立秋、そして今日は少し涼しい風も感じられて、さつまいもの似合う季節がもうすぐそこ…。


えっ まだ暑い?



そんな人におすすめな、涼しくなる映画はこちら、マカオを舞台にした香港映画『八仙飯店之人肉叉焼包』です。

いつぞやのバラバラ事件についての投稿を思い出しますね、笑。


くれぐれも食事中は観ないようにお気を付けください!
タッカルビなんて食べていたら間違いなく別の物に見えてしまいます。






人肉ですよ…人肉…


しかも…実話をもとにした映画らしいじゃないですか、これ。



ちなみに、この人肉饅頭のシリーズ2もあるんですが、こちらは上記の1に比べて色仕掛けであったり少しだけコメディ要素が入っていたりなど、あまりにも2番煎じにならないよう考慮された様子を感じられます。

ただただ涼しくなりたい人には、1のほうが刺激があって良ろしいかと思われます。


チーズタッカルビの後に一体何おすすめしてくれとんのじゃ!
という声が聞こえますが、どちらもこの季節にぴったりなので是非、おすすめあれ。

ふるさと納税でチンギスハン

こんにちは。土曜のありこです。

冷蔵庫と冷凍庫が詰め詰めです。
死神だの生霊だの刃物だのホラー話も心が涼しくなって良いのですが(笑)、身体を冷やしてくれる物と言えば夏はやっぱりフルーツ。
それから、太らないよう、代謝を保つためのタンパク質!

この度、遅ればせながら、ふるさと納税デビューいたしました。

本日届いた返礼品、まずはこれ。




あっ 違いました。



本日届いたのはこちらです。
冷凍で届いたジンギスカン500g×3パック、なんと1キロ500グラム!




しばらく前に、友人にチャットで
「ふるさと納税、まずはビールと何かフルーツと、それからチンギスカンにしようと思うんだよね」
とか、
「来月チンギスカンが届くんだけど」
とかもう何度も何度も誤字をし続けていたところ…

「これにしなよ。返礼されてほしいわ~」と言いながら送られてきたこの画像↓



これはこれは…別名チンギス・ハ~ン先生じゃありませんか。

いらねー!笑


『チ』じゃなかった、シに点々、『ジ』だった。

ンギスカン、ですわ。


完全に笑われたな…。
お恥ずかしい。

モンゴル帝国をいただけるならいただきますけど。


まったく誤字というのは恐ろしいものです、笑。
いい歳した大人なので、気を付けて文字を打とうと心に誓ったのでした。
この場合正確には、誤字というよりただの物忘れですが…。



気を取り直して…みなさんは、ふるさと納税はしていらっしゃいますか?
豪華な返礼品が問題となって総務省からお達しが出て、駆け込みで昨年は納税者が急増したそうですね。
1年出遅れてしまいましたが、御多分に漏れず当方も今年ようやくデビューいたしました。
奄美大島に住む友人は、地元が貧乏で可哀相だからふるさと納税はしません!と言っていましたが、オリンピックで信じられないほどの莫大なお金をつぎ込むような裕福な(?)東京に住む私は、もっと前から参加すればよかったと思いました。
なにせ翌年の住民税から控除されるので、収入に応じた限度額内であれば実質自己負担2千円…。


先月は、信州から前日に木からもぎ取ったばかりの、傷一つない美しい桃が届きました。下記写真は3分の2以上を実家へ送ってしまった後に撮ったので少ないのですが、届いた桃なんと

5キログラム

↓この3倍の量が、整然と並んで入ってました。写真を撮り損ねてしまった…。


一日1個と決めて、毎日大好きな桃をいただきました。
常温で追熟させているので、仕事から帰ると部屋中に桃のいい香り。食べる前に冷やして…甘~!



自己負担2千円でこんなに色々返礼品をいただけるなんて、もっと早くやればよかったです。
ただし、1年の途中で大病などした場合はその後の収入が減って、限度額も減るということになるので、自己負担額が増えてしまう可能性もあり…落とし穴が。したがって、例え病気をしても限度額を超えない安全な確定申告のゴールが見えた時期、12月頃にまたどこかに納税をしたいと思います。

残りの返礼品、何にしようかな…。

いえ、もとい。そうじゃなかった、どこに納税しようかな…笑。


神田川クルーズ

こんにちは、土曜のありこです。

♪あなたは~もう~忘れたかしら~
 赤い~手拭い~マフラーにして~



神田川クルーズへ行きました。
墨田川じゃありません。
東京湾でもありません。
神田川です。


怪しさ満点。
そこがものすごく魅力でした。


なんと、45前後の橋をくぐるのです!
普段そんな数の橋をくぐることなんてありますか?
さしずめ5本の指に入るくらいの高速や歩道橋をくぐるのが関の山。

こんなに沢山の橋を船でくぐる…探検心をくすぐります。少年にかえった思い、笑。
ベトナムのクチトンネルすら思い起こさせる勢いです。
▼クリックで拡大可

江戸時代や戦争の爪痕など、歴史も感じられます。


この神田川クルーズは船がオープンであることが特徴なのだそうです。
そのため、雨天中止なんだとか…予約してから当日まで、天気予報を見ては一喜一憂しました。1週間前までは雨の予報で半ばあきらめかけていたところを、2日前くらいから予報が変わり曇りに!
日頃の行いが良いからでしょうか、笑。


さて当日の出発時間。
日本橋のたもとから、予約の順番で船に乗り込みます。

乗船すると、麦わら帽子を貸してもらえます。



船にはガイドさんが付いているのですが、これがもう名物なのではないか?
それくらい、饒舌で上手い。長く生きていらっしゃるとはいえ豆知識が豊富、まさに「生き字引」。
ガイドの吉田さんという方が、本当に面白かったです。



くぐって


くぐって…


途中、神田川ってものすごく狭くなるのですね!
すぐ横に古い建物が並んで、洗濯物が干してあったりして。
割と大きい死んだ魚がお腹出して浮いてたりなんかもして(合掌)。

くぐって……



関東大震災後の震災復興橋梁、聖橋。
このアーチが水面に映ると、橋と繋がり綺麗な円を描くそうです。
「これはよく作ったなぁ…」という感嘆の声が漏れ聞こえて来ました。




くぐって…あ、中央線?




「俎橋」この字、読めますか?
橋をくぐって振り向いたらそこに、答えが書いてありますとのこと。




正解は「まないた橋」でした。



くぐって




くぐ…ぅおっと! 天井が低い!!

のけぞる。


神田川から墨田川へ入ったところ辺りに松尾芭蕉の大きな銅像があるのですが、その辺りでよくドザエモン(水死体)があがるらしく、海上警察か消防隊か、近辺で訓練をしていました。



くぐって…




次の写真は、戦争の爪痕です。弾丸の跡が複数、水際までけっこうな数ありました。
割と大きい。15-20センチ大です。
橋のたもとへ逃げる人を、アメリカ空軍が追いかけて撃った跡だそうです。
ここで何人亡くなったのだろう…。
死体が沢山浮いたのだろうか…。



さすがに50近くもの橋を写真におさめることは出来ませんでしたので、この辺で。
たくさんの橋をくぐった感じ、伝わりましたでしょうか。


道中いくつもの橋の上の人たちが手を振ってくれました。
旅の恥は掻き捨て、盛大に振り返しました。
ガイドさんが日本橋の魚河岸についてや、江戸時代の商人について触れました。
10歳で江戸へ奉公に来た子供たちが何年かして初めて地元へ帰る際の話など…。
彼らも東海道をひたすら歩きながら、すれ違う人にこうして手を振ったのでしょう。


日本橋に帰って来ました。
ここにも戦争の爪痕が。
日本橋の下の黒い部分は、戦火で燃えた船が「ドーン」と衝突した跡なのだそうです。



映画になった『麒麟の翼』で有名なこの麒麟像ですが、足がちょこっと飛び出ています(下の写真の赤い丸に注目)。
これは、設計ミスなのだそうです、笑。存じ上げませんでした。



起点となる橋。この角度で日本橋を見られることはそうそうありません。



日本橋の獅子は橋(は8×し4)=32
ということで、32頭居るそうで、数えてみましたが確かに32居ました。


陸に上がると日本橋のたもとには乙姫像と看板があるのですが、この辺りは一帯、魚河岸が栄えていた地域との解説などが載っています。
昨今話題の築地市場ですが、その辺りを掘削した土はこの近辺から銀座あたりまで、コンクリートの下に盛り土されているそうです。つまり、この時歩いた私の足元にはその下のほうに築地市場を開拓した際の土がある…。
そしてそれは決して綺麗な土ではなかったと聞きました。
豊洲も汚染が話題になりましたが、何か少し複雑な気持ちになりました。



探検心をくすぐられながら、江戸時代や戦時中の歴史に悲喜こもごも感じながら、
とても楽しい90分。アッという間でした。

また乗りたい、あと3回くらい乗りたいって思いました。
おすすめです。


東大博物館

みなさん、こんにちは。
土曜のありこです。

さて、無料もしくはワンコインで行ける博物館や展示会シリーズ(?)です。
これまで、下記のような場所をレポートして参りました。

◆世界に一つの寄生虫博物館『目黒寄生虫館
◆もと国営産業の『たばこと塩の博物館』(たばこ編塩(塩は食肴の将)編
◆もとハドソン社長の『レトロなホーロー看板展
◆鞄に特化した『世界カバン博物館


今回は『東京大学総合研究博物館』です。
東京駅直結のKITTE内にあります。
無料!なのに、ビックリするほど、ものすごく充実した博物館です。



蓄音機のコーナーがあり、ときどきJAZZのLPを流す催しが開かれているようでした。
古い蓄音機が複数展示されていて、それぞれどんな音がするのかなぁと思いながら眺めました。


2階分の壁に飾られていた、巨大なワニの骨が圧巻。なんだか恐竜のいた時代を彷彿とさせました。写真を撮ってお見せしたかった。
皇室代々の女性の婚約時の御祝い品、金平糖入れが展示されていて、そんな文化があったことを初めて知りました。
薬などの医学の分野や鳥のはく製や動物の骨のコーナーが多くありましたが、歯車のコーナーや、民族楽器コーナーもありましたよ。
とりわけ、動物の骨とか昆虫とか、医学系アイテムが特に豊富だったかなぁ…。

東大の講堂を模した場所のみ写真可。

数々の著名な政治家やお医者さま、博士がここで時を過ごしたのでしょう。

写真がNGという心の狭い(笑)博物館なので、中の雰囲気は⇒このリンク先のコラムを見ると分かり易いかもしれません。

心は狭いですが館内は予想以上に広く、展示品が充実していてお金も要らない、ということで大変満足感があったのでレポートいたしました。
東京駅で乗り換えるついでとか、KITTEへお買い物のついでであれば、かなりお得な博物館です。


そして…その足で、割と近くにあるスペインの有名なチョコレート屋さんカカオサンパカへ。フランスのバターで有名なエシレの横にあるお店です。

チョコレートは高い(でも美味しい)けど、ソフトクリームはそこまで高くないので気軽に買えます。
コーンがオレオを薄ーくしてパリッパリな感じの物で、上に乗っかってる丸い粒もカリカリのクリスピー、ソフトクリーム自体はホワイトチョコレートか普通のチョコレートの2択です。

シーズンだし、その辺のソフトクリームとはだいぶ違って、一口一口がめちゃくちゃ幸せな気持ちに…。
あ~、今思い出すだけでも幸せ。

博物館と関係ない話になってしまった。
食べ物に勝るものなし、笑。

ということで、また来週。

ネアンデルタール人に恋をする

こんにちは、土曜のありこです。
当方、未だかつてない胸の高鳴りを感じております。


Nスぺの人類誕生シリーズの第二集を観てすっかりネアンデルタール人のファンになり、サイエンス雑誌まで買ってしまいました。どなたか番組のあの回、ご覧になりましたか?
今日は、ネアンデルタール人への想いをここに告白させていただきたいと思います。

今から8年ほど前、『サイエンス』の論文でネアンデルタール人についての新たな発見が発表されたそうです。

かつて、ネアンデルタール人は猿がちょっと賢くなったレベルと思われていたのが、近年の発掘調査によっていっきにその見解が覆され、実はホモサピエンスと同等の(もしかするとそれより上かも!?)知能を持っていたということが明らかになったのです。
以前は獣しか食べない野蛮人という見方であったのが、遺跡から貝やら穀物・野菜やらも火を使って調理して食べていたことが分かり、芸術的な創造力は無いとされていたのも実はそんなことはなく、壁画も残していたと。
脳の大きさもネアンデルタール人とホモサピエンスはほぼ同じ、むしろネアンデルタール人の方が大きい物もあるそうです。知性的な種であったのだ..。
(⇒頭蓋骨の形もちょっと違う

それにしても、これはすごいことです。
幼少の頃に理科の時間に習ったこと、教科書に載っていたことが覆されたのです。


しかも、毛皮をまとい、色んな顔料を塗った貝殻や動物の犬歯などでアクセサリーを作って身にまとっていたというじゃありませんか。

ネアンデルタール人、おしゃれ。


更に、ホモサピエンスよりガッシリしていて運動能力に長け、ホモサピエンスは槍に毒を塗るなど姑息な真似をして狩りをしていましたが、ネアンデルタール人は槍などの道具は使えど大型動物と直接対決という正々堂々ガテン系な狩りをしていた。

ネアンデルタール人、かっこいい。


そしてなにより誇らしいことに、アフリカ大陸以外に住む人種は、1,5~2,1%の割合でネアンデルタール人の遺伝子を持っているそうです。つまり、我々のDNAにもネアンデルタール人由来が入っている!!

これは、何万年も前の出来事。長い歴史の中で約3000年ほどネアンデルタール人とホモサピエンスが共存する時代が存在し、その中で交配が行われていた証だそうです。ネアンデルタール人の肌は浅黒く(or白い肌で赤い髪という説もある)、アフリカ由来のホモサピエンスももちろん黒いのですが、ネアンデルタール人の遺伝子の中に肌や目の色を白くさせる何らかの作用がはたらく物質があったのだそうです。


ほんの1,5~2,1%であるにしろ、おしゃれでかっこいいネアンデルタール人の遺伝子が我々の中に!
ああ、なんと言うことでしょう。
この遠い前世に愛し合っていた感。

ネアンデルタール人、愛しい。



最初の戦争はホモサピエンス同士から起こったと言われているそうです。
もし、ネアンデルタール人が絶滅するのではなく、代わりにホモサピエンスが絶滅し、ネアンデルタール人が中心となって現代の地球に生きていたとしたら、もしかしたら戦争などない世の中になっていたんだろうか…。

ネアンデルタール人、恋しい。



ネアンデルタール人はイベリア半島の洞窟で絶滅最期の時を迎えたと言われていますが(でもまた新たな遺跡が見つかればその説も覆るかも?)、どんな気持ちであったのだろう…。
フランスの遺跡ですが⇒この記事には彼らが火の灯りのもと、何かの儀式のため洞窟の中に石筍(炭酸カルシウムの洞窟生成物)の円を作った跡が発見されたと書かれています。お葬式をしていたのではないかと。
ネアンデルタール人、切ない。



この雑誌(別冊日経サイエンス『人類への道 ~知と社会性の進化~』)に書かれていたのですが、青い瞳、太くまっすぐな黒髪、大人になっても乳頭(ミルクの中の成分)を消化できる能力(昔は子供にはあったが大人にはなかった能力らしい)などは、どれも過去3万年のうちに起きた、比較的新しい生物学的な変異・進化なのだそうです。

人はまだまだ進化の途中。
だから未熟なのでしょうか。


ああ、ネアンデルタール人…あなたが好きです。



世界カバン博物館

こんばんは、土曜のありこです。
最近知ったのですが『世界のカバン博物館』なるものがあるのですね。
浅草にある鞄メーカーのエース運営の施設で、入場料無料です。

この小部屋の住人で、以前トランクを買っていらっしゃった鞄好きなオマタさん、
近くに行かれる際はお立ち寄りいかがでしょうか?
世界カバン博物館
1階受付のおじさんに「写真撮っていいですか?」って聞いたら、「どうぞどうぞ、上の階に沢山ありますよ」と。

鞄の歴史についてのパネルがあり、奥へ進むとかなりの数の鞄が展示されています。
まだ飛行機ではなく船旅が主流であった頃の、実際に使われていた鞄。
ワードローブトランク 船旅の鞄
写真右の鞄に貼られているステッカーを見ると、ジュネーヴの「HOTEL SUISSE」やインドの「MAJESTIC HOTEL BOMBAY」などの滞在先、「NYK LINE」日本郵船と日本国旗。持ち主のバックグラウンドが想像できます。

船での長旅に使われていた、こんな素敵なワードローブトランク。
ワードローブトランク ワードローブトランク

他にも、左が欧州の鞄、右がアメリカの鞄。
ヨーロッパの鞄 アメリカの鞄

ジュラルミンかっこいい。
ジュラルミン

フランスの化粧品専用鞄。上流階級のお嬢様が「パンが無いならケーキを食べればいいじゃない♪」なんて言いながら旅先でこの鞄を開け、化粧水をぱしゃぱしゃしていたのでしょうか。
化粧用かばん

アフリカの鞄が面白いです。
左がセネガル、空き缶を再利用したアタッシュケース。柄が可愛くてなぜかお洒落。
右はスリもうっかりすると手を怪我しちゃいそうな、ケニアの王冠を再利用した鞄。
セネガルの鞄 ケニアの鞄

日本の古い職業専用鞄も味があります。左はお医者さん、右は郵便やさんです。
細部の精巧さに、made in japanらしさが垣間見えるようでした。
医者の鞄 郵便やの鞄

江戸時代の長持も鞄っちゃー鞄なんですね。
…そうなのか?……きっとそうなんでしょう。


登山家の三浦雄一郎さんや卓球の愛ちゃんが使用した鞄なども展示されていました。
下記は長嶋茂雄さんのプロ野球選手時代の鞄だそうです。
長嶋茂雄かばん

他にも色んな国の鞄…トルコの絨毯みたいな鞄や、民族色豊かなマサイ族なんかの鞄、
革鞄のお手入れ方法コーナーなどもありました。

 
私も革製品とか使い込むと味が出る感じの物が大好きなのですが、
良い物ほど大事にしまい込んでなかなか使わなかったり。
これからはクローゼットから時々は出して使ってあげようかなぁ…
などと思った日でした。

レトロな「ホーロー看板展」

こんにちは!ありこです。みなさんは、どんな土曜をお過ごしですか。

さて今日は、哀愁漂うレトロに親しむ投稿をさせていただきます。
『ホーロー看板展』へ行きました。

実は他の用事で近くへ行ったところ、面白そうな展示が催されているのを知り、
ふら~っと何かにおびき寄せられるかのようにして偶然入ってしまった空間でした。
そこは三遊亭あほまろ師匠(?)の「三十坪の秘密基地」。三遊亭あほまろと称していらっしゃる方は、実はハドソン創業者なのだそうです。


暖簾をくぐれば、ずらーっと懐かしの琺瑯製看板が。


見てください!グリコの看板ってこんなおじさんだったんですね。
仁丹はやたらダンディで高級階級風だし。


これは!変わらぬ美貌でサイボーグではないかと一部で噂の由美かおる様ではありませんか。


この右真ん中のナショナル↓懐かしいですね~!
♪あっかるーいナッショナール あっかるーいナッショーナル
このCM曲が頭を巡る方は立派な昭和の人ですね、笑。


サッポロビールって以前ニッポンビールだったんですよね。


看板だけじゃなく色んな古いパッケージも展示されていました。
ケロリンの類似品(というかパクリ)ってこんなにあったんですね!
今風に言えばいわゆる後発品、ジェネリック(笑)。
ケロバミンとか、まるでヒロポンみたいなヒロリンとか、絵もそっくりだし、面白すぎます。


この五分間という感冒薬。これまた時計のゼッケンを着ちゃって立膝、
「ご主人様にお仕えします」的な雰囲気がなんとも、たまりません。


カルピスって昔はこんなパッケージだったんですね。



琺瑯看板やパッケージだけじゃなく、昭和なジオラマもぐっと来るんです。

入り組んだ街の階段を上ると本屋さん、その横にはキャバレーが。配管も、細部まで凝っています。
階段入り口に立つ看板を持つおじさんと、バナナを売る怪しいおじさんも見逃せません。



1984年の改装前の浅草ロック座に行ったことある方、
劇場内はこんな感じ↓でしたか?

演者紹介の立看には「驚かせる変態美女 ストリップ鏡風呂」とあります。
一体どんなシチュエーションのショウなのでしょうか?



とにもかくにも、マニアックで面白い空間でした!

プロフィール

HN:
性別:
非公開
職業:
ギター屋、毒ガス屋、台灣屋、ロボット屋、他、沢山
自己紹介:
ギター屋 栗山
毒ガス屋 小俣
ロボット屋 うどん
台灣屋 ありこ

を中心に、様々な自己中話を投稿していきます。
歴代メンバー
・将棋屋 師匠(2017年8月20日まで)
・クレープ屋 石井(2018年8月8日まで)

カレンダー

08 2018/09 10
S M T W T F S
3 4 5 7
9 11 13 14
16 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30

リンク