アレクサンドル・リトビネンコ

小部屋をご覧のみなさま、こんにちは。ありこです。読書の秋ですね。


穀物・蕎麦の生産と消費が世界一のロシア(日本は10位)。

死因の30%以上がアルコール(主にウォッカ)のロシア。

核弾頭保有数世界一のロシア。


今から10年前に公開された『暗殺・リトビネンコ事件』。このドキュメンタリー映画を観てから、私はアレクサンドル・リトビネンコのファンになってしまいました。死に際に撮られた、病室でチューブをまとった姿のポスターを壁に貼っていたくらいです(部屋を訪れる人から口々に「怖い!」だの「悪趣味」だの言われましたが)。彼はもとKGBであり、プーチン大統領も同じくもとKGBです。

ここで余談ですが、プーチンがもとKGBであることが良くわかるのは、その歩き方と聞いたことがあります。歩くときに片方の手は普通に前後に揺れますが、もう片方の手はぴっちりと太ももに付いているそうです。テレビなどで目にする機会があれば注目してみてください。その話を聞いてから最初にテレビでプーチンさんの歩く時の右手と左手の動きの違いを見た時「おぉー…確かに…」と目が釘付けに。

さて話は戻ります。告発というのは非常に勇気の要ることです。しかも、立ち向かう組織がとんでもなく巨大かつ強靭。
この本は、たくさんの実名を含み、国家ぐるみの数々の陰謀が赤裸々に書かれています。最低限チェチェンとロシアに関する予備知識が必要なくらいの難しさはありますが、一人の命と引き換えに書かれたことを思うと、敬意をもって読まねばという気になります。この内容で一体何本の映画が作れるだろう、これが本当に現実に起こっているのかと、ページをめくる度に愕然とします。

リトビネンコは、イギリスへ亡命した後にポロニウム210(ウランの約100億倍の効力)という国家組織くらいでしか作れない放射性物質で殺されたのですが、妻マリーナさんはカメラに向かって「ポロニウムはどこから来たの?」と気丈に訴えます。

皆さん、ロシアでは200名以上のジャーナリストが暗殺されたり、不審死をしているという事実をご存知でしょうか。冒頭に触れたドキュメンタリー映画にも登場する、アンナ・ポリトコフスカヤという女性もそのうちの一人です。アンナさんは『チェチェン・やめられない戦争(邦題)』という本を書いたために殺されたと言われています。命をかけて自分の正しいと思ったことをやるというのは、私には絶対に無理です(←言い切る、笑)。故にそういった生き方は羨望です。

逆にKGBとロシア外交官を専門に養成するロシア外務省付属「モスクワ国際関係大学」を卒業した初めての日本人からの視点はどんな感じだろう?ということで、下記を読んでみました。この方は現在もモスクワ在住なのだそうです。ただ、読んでみたら特段ロシアに寄った内容という訳ではありませんでした。この著者は偶然かつてロシアに住んでいた当方の友人の知り合いであったため、どんな方なのか聞いてみたら、裏事情に精通するものの基本はパトリオットとのこと…なるほどと思いました。

ちなみにアメリカは911の後、フセイン政権が大量の武器を保持していることやアルカイダと関係があることを大義にイラク戦争をしました。結局大量兵器などは無く、アルカイダとも関係が無かったことは裁判で明らかになっておりますが、アメリカ国民の中にはその事実を未だ知らないままという人も多いのだそうです。
今読んでいる本でも、欧米在住のロシア人ジャーナリストが「ロシアの暗部を見たければ欧米のニュース、反面欧米メディアが伝えないことについてはロシアのニュースが有効、重要なのはどちらか一方を鵜呑みにせず比較しながら真実を探すことだ」と発言しているのが印象的でした。
未だ記憶に新しい「アラブの春」においても、色々と裏があるようなことをすでに複数の本で目にしています。


我々ももちろん他国のことを言えた状況ではありません。私の身近な“歩く知的財産”である方から教えていただいた下記のような本を現在読んでいるところです。自立するということは、物事を考える上では国からも自立し、出来る限り自分の目と頭で真偽を見定めるということなのだと改めて昨今実感します。どの情報を信頼するか、俯瞰して選択できるくらいの情報量は欲しいのですが、如何せん残念ながらどの国も情報操作というのはあるようですね。せめてアンテナを張って手に入る情報からだけでも、真実を見抜く直観力を養いたいです。

願わくば、国境だの国籍だの、人間が勝手に決めた枠組みに捉われずに生きたい!もし大富豪になることがあれば一所に留まらず一生旅をしながら太く短く駆け抜けて宇宙の塵となってパーッと散って逝きたい(←金銭という人間による作り物に捉われる矛盾、笑)。


R.I.P. アレクサンドル・リトビネンコ。
命に代えた著書とその勇気を讃えます。

それではまた土曜日に。

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プロフィール

HN:
マンシー•カマラ
性別:
非公開
職業:
クレープ屋、ギター製作家、毒ガス管理業、台灣、ロボット職人
自己紹介:
はじめまして。
・石井(クレープ屋)
・栗山(ギター製作家)
・オマタ(毒ガス管理、散布業)
・うどん(ロボット職人)
Kロサワ楽器を自主退社した4人と
・ありこ(台灣)
・師匠(2017年8月20日脱退)
が加わり、日々様々な自己中話を投稿していきます。
動画も多数公開予定ですので乞うご期待!!

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