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マルチな才能とは

石井の小部屋をご覧の皆さんこんにちは。
師匠でございます。

藤井四段フィーバーで、ひふみんこと加藤一二三九段のテレビ出演が急増しております。

フジテレビ「アウトデラックス」の反響がきっかけで、ここまでクローズアップされるとは、当日放送を観ていた私も正直ビックリです。

でも、対局の解説となると、やはりあの独特の話し方が印象に残るせいか、一般の視聴者の方々には、やはり将棋のルールは難しいかな…と感じるかもしれません(正直これは何方がやってもそうなると思います。加藤九段ごめんなさい)。

でも、ひふみんフィーバーがあったからこそ、近年将棋を取り上げていただく機会が増え、現在の藤井四段フィーバーが起きていますので、引き続き将棋をご愛顧いただきますよう、私からもよろしくお願い申し上げます。

さて、今日はひふみんと同い年で、先にマスコミでご活躍された棋士をご紹介します。

内藤國雄九段です。

将棋を知らなくても、この方は「TVで見た事ある!」可能性があると思います。

タイトル戦では、大山康晴十五世名人・中原誠十六世名人・米長邦雄永世棋聖と、当時の第一線を破って獲得され、現役時代はタイトル獲得4期、棋戦優勝13回、通算成績1132勝1000敗。この数字だけでも、偉大な記録です。

また、将棋は指すだけでなく、詰将棋作家としても有名で、
1981年には玉方実戦初形(玉方の駒20枚が全て初形)、
1998年には攻方実戦初形(玉を詰ます方の駒20枚が全て初形)、
その後、映画「ベン・ハー」のクライマックスの戦車競争の場面をモチーフにした111手詰等、数々の名作を残していらっしゃいます。

私も将棋を覚えた頃は、内藤九段の詰将棋を始め、著書を数多く読ませていただきました。特にエッセイは軽妙洒脱で、盤外のエピソードなど、将棋をご存知ない方でも非常に読みやすい文章です。

また、1976年には歌手デビューし、「おゆき」がミリオンセールスを記録。
作曲した弦哲也先生はこの曲が作曲家デビューで、その後、「天城越え」「北の旅人」等、歌謡界を代表する大作曲家となられました。

TV・CMにも出演し、サントリーののほほん茶では、あのメグ・ライアンとも共演しております。

現在は引退されましたが、これだけマルチな才能を発揮された棋士は他にいないです。

高齢でいらっしゃるので、なかなかメディアに出られる機会は難しいと思いますが、
できたらたまにTVに出演して欲しいな…と願っております。





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プロフィール

HN:
性別:
非公開
職業:
ギター屋、毒ガス屋、台灣屋、ロボット屋、他、沢山
自己紹介:
ギター屋 栗山
毒ガス屋 小俣
ロボット屋 うどん
台灣屋 ありこ

を中心に、様々な自己中話を投稿していきます。
歴代メンバー
・将棋屋 師匠(2017年8月20日まで)
・クレープ屋 石井(2018年8月8日まで)

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