鋼鉄の胃袋 小泉武夫先生

みんなの大部屋をご覧の皆様こんにちは。
栗山です。



今、アネモネさんのコンサートの帰りで、ららぽーと豊洲裏の運河沿いをパトロールしております。
釣り場としては期待できなそうですが、とても雰囲気の良いところですね。
ここなら栗山の執筆活動が捗りそうなので生垣に座っていっきに書いてみたいと思います。

私のお気に入り、NHKの「プレミアムカフェ」にて先日、素晴らしい名作に出会ったのです。
久しぶりにテレビを観ながら腹を抱えて笑いました。

内容はいたって真面目な
「発酵食品のルーツを求めて〜中国雲南食紀行〜」
というもの。
1997年に放送された番組です。

日本の納豆、味噌、といった発酵食品のルーツは中国の少数民族にあり!とのことで農学者、発酵学者である小泉武夫先生が雲南地方を巡る旅。

発酵学の第一人者、その道では超有名な大先生です。
※もちろん存じ上げませんでしたが…

まず、番組冒頭からこの小泉先生のキャッチーな風貌と柔らかい語り口、言葉のチョイスが絶妙で一気に画面へ引き込まれました。

「メコンは大きいですなぁ…」

個人的には番組前半に連呼される「なれずし」の「れ」が少し巻き舌ぎみで絶妙に可愛いらしい発音なのがとてもツボ。
「〜ですなぁ…」という語尾も素敵です。

まずは、地元の人々で賑わう市場で売られている発酵食品を、とにかく手当たり次第に食べまくります。
「これはどうやって食べるんですか?」
「油で揚げたり、炒めたりします。」
と聞いても、間髪入れずにそのまま食べます。
現地の人も先生の行動に興味津々。

「カビ豆腐」
という絶対にそのまま食べてはヤバそうなものも、
「ありました!カビ豆腐!これです!見てください!これは東洋のチーズ!オリエンタルチーズです!やっぱりカビ臭いですね〜♡少しアンモニアの匂いもします!」
と言いながら躊躇なくカジリつきます。
そのキラキラとした瞳は少年のよう…

ある村ではおばあさんが家の奥から小さな樽を持ってきました。
中身は納豆とも味噌とも言えそうな自家製の発酵食品。
おばあさんが目を離したタイミングでこれまた躊躇なく素手を突っ込みます。
匂いを嗅いでいる目はやはりキラッキラです。
奥の方を掘り起こしてみたり、手のひらで転がしてみたり握り潰したり…やりたい放題。
もちろんダイレクトに味見もします。

前半の山場は「豚肉のなれずし」
豚肉を塩と米で発酵させた物です。
漬け込んで1週間ほどで食べ頃、とのことですが、
訪ねたお宅にはなんと「10年もの」があるということで…

壺の蓋を開けると、なんと表現したら良いものか…
わかりやすくいうと、、、ゲ、、ゲロ…
いや、それは失礼ですね…う〜ん…あっ…
焼く前のもんじゃ…
のような…
でもそれいっちゃうと、もんじゃ=ゲロ、になってしまうから…
とにかく!
そういう物質の中から豚バラの塊を取り出して、包丁で切って、そのまま食べるんです!!
それはもう先生感動で涙目!

「鋼鉄の胃袋」

と呼ばれているのも納得です。

しかし、この程度で驚いてはいけません…

3年前に先生が一度訪問したお宅を再訪したところ、
熱烈に歓迎され、
息子が生まれた時に漬け込んだという、一家の超大切な「鯉のなれずし」を振る舞われたのです。

息子、まさかの38歳…

壺の中は黄土色のような茶色のような、もはや米やらなんやらは液体になっており、そのヌメヌメの中から出ました鯉のなれずし。
先生、喜びのあまり鯉とキッス♡

包丁で豪快に切り分け、実食。

「かぐわしきこの香り…味は、、そうですね、、、鮭のようです…塩鮭のような…」

だったらおれは鮭がいいぜ…

この辺りで、私は気になり始めます。
22年前の番組、、、
先生は見た目からおそらく当時50歳前後だろう、、、

今、きっと70歳くらい…ご存命なのか?

体に良いとされる発酵食品。
これでもし先生が今生きていなかったら説得力が無いというか、、、
個人的には「何事もほどほどに…」
といった結論になってしまいそうな不安感。

番組の途中だけど、ネットで調べようか…
最後まで見るか…

その後も焼酎、発酵茶など、興味深い内容が続き気づけばあっという間にエンディング。

番組が終わり、プレミアムカフェのナビゲーターの方が毎回感想を話すわけですが、、、

「ここで、小泉武夫さんからメッセージをいただいております」

よ、よかった…
先生、ご存命。
鋼鉄の胃袋、健在!

いやぁ…なんか…ほっとしました。


しかし、久しぶりに一つの番組を集中して見たような気がします。
発酵の素晴らしさ、微生物への愛情が先生の語りから溢れ出しており、感動的ですらありました。
自分の好きなものをあんな風に伝えてみたいものです。

すっかり小泉先生のファンです。
先生は沢山の書籍を出版されているようですので、これから読んでみたいと思います。

とりあえず、この番組はブルーレイで永久保存します。
それではまた次回。

再见!

プロフィール

HN:
性別:
非公開
職業:
ギター屋、毒ガス屋、台灣屋、ロボット屋、他、沢山
自己紹介:
ギター屋 栗山
毒ガス屋 小俣
ロボット屋 うどん
台灣屋 ありこ

を中心に、様々な自己中話を投稿していきます。
歴代メンバー
・将棋屋 師匠(2017年8月20日まで)
・クレープ屋 石井(2018年8月8日まで)

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